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2010年12月30日

「クリーンエネルギー展」

つくばエキスポセンター前の中央公園レストハウス(つくば市吾妻2)で1月5日から、「知る・学ぶ・触れるクリーンエネルギー展」が開催される。

同展では、クリーンエネルギーの今すぐ使える技術・製品から、未来型のエネルギーまでを紹介する。

会場は、太陽光発電と水素を利用した未来型エネルギーシステムを実証する展示コーナー、藻類エネルギーや手作りソーラーカーなど、今すぐ使える技術・製品を紹介するコーナー、市民一人当たりの二酸化炭素(CO2)排出量50%削減を目指して活動する「つくば環境スタイル」の取り組みを紹介するコーナー、クリーンエネルギーから作られた電気を体験できるコーナーで構成する。


体験コーナーでは、クリーンエネルギーを利用したセグウェイや電動アシスト自転車に試乗できるほか、燃料電池の熱を利用した足湯も体験できる。

つくば市環境都市推進室の石川玄壱さんは「地球温暖化対策に大きく貢献できるクリーンエネルギーの活用とあり方などを楽しく学び、将来のエネルギーを考えていただく機会になれば。是非お越しください」と話す。


つくば経済新聞より

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2010年12月29日

ディープ近江八幡

歴史や風景など近江八幡市の魅力を再発見する「おうみはちまん・あづち環文化コミュニティロードマップ」の製作に、市民団体・三方よしの環境まちづくりを考える会が取り組んでいる。

メンバーが7年かけて市内を歩いて調べた。

散策して良し、サイクリングして良しの地図にする予定で、来年の印刷・配布を目指す。


マップでは市内を縦横に巡るコースを設定する。
江戸時代に一時、同市域に居住した陽明学者・熊沢蕃山(ばんざん)の石碑(中小森町)、ヴォーリズ建築を 巡るコースなどを設ける。

琵琶湖岸の夕日(沖島町)や西の湖のヨシ群落など美しい景色が見られるビューポイント30カ所のほか、田園を彩る桜並木やコスモ ス畑の位置も詳しく記す。

マップ作りは2004年に始めた。
市民に参加してもらう史跡・自然散策イベントをほぼ毎年開き、市内全地域を調査した。

桐原小校区では明治期に煙害が深刻化した別子銅山の自然回復に尽力した実業家・伊庭貞剛の屋敷跡(西宿町)などを訪ね、業績を学んだ。

今後は調査結果をマップに反映させる作業をする。
マップは観光客や市民に配る予定で、有料にするかどうや配布場所はこれから検討する。
考える会の川端悦子会長(78)は「エコツーリズムに使ってほしい。八幡堀だけではない近江八幡の歴史や自然の奥深さに親しんでもらえれば」と話している。


京都新聞より

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2010年12月28日

花開く環境ビジネス

異業種から環境ビジネスに新規参入し、成果を挙げる中小企業が出ている。

当初は苦戦したが粘り強く事業を続け、最近になってようやく花が開き始めた。

企業の設備投資が本格回復しない中で、幅広い用途を売りに納入先を増やす。


産業機械などに組み込む油圧機器製造が本業の盛和工業(横浜市都筑区)は光触媒を使った空気清浄機を扱う。
2002年に製造販売を始め、今年11月に累計販売台数が3,000を超えた。

光触媒は酸化チタンに光を当てると殺菌、脱臭などの効果を発揮する日本発の技術。
橋本和仁東京大学教授らと共同研究を進め、開発にこぎ着けた。
酸化チタンをセラミック素材のフィルターに塗り込む独自技術という。

本業の市場が縮小する中で活路を求めた。
3~4年は製品が売れず、社員の給料すら満足に払えなかったという。
栗屋野香会長は「既存事業だけでは生き残れないとの危機感があった。何としても新事業を立ち上げたいと辛抱強く続けた」と明かす。

認知度も徐々に広がり、病院や公共施設などから受注が相次ぐほどに。
2010年度は売上高、経常利益とも過去最高を記録した。

土木工事業の恭誉建設(相模原市中央区)は、土壌改良材メーカーに転進しようとしている。
2007年に開発した製品「土壌元気君」は、六価クロムなど重金属で汚染された土壌に混ぜ無害化する。

本業が安定せず土壌浄化の環境ビジネスに着目。
約5年かけ開発した。
すでに20社以上に納入。

山下操社長は「いずれは環境事業を主力に据えたい」と期待する。
大量生産できないのがネックだが「徐々に広めるしかない」。
それでも建設業界を中心に納入を増やし、2010年度は昨年度比2倍の売り上げを見込む。

同社を支援する地域企業の支援機関、さがみはら産業創造センターの担当者は「環境ビジネスは市場が確立されていないだけに、事業を継続していくことが重要」と強調している。


神奈川新聞より

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2010年12月27日

「ツール・ド・三重」

自転車ロードレース「ツール・ド・三重(TOUR DE MIE)」が来春早々からスタートする。

通年でレースを開催し、年間獲得ポイント数によって総合チャンピオンを決定する。

第1戦会場は「合歓の郷(ねむのさと)」(志摩市浜島町)で、現在参加者・観戦者を12月31日まで募集している。

地域振興、サイクルスポーツの普及促進を目指し「三重県をサイクリング王国にしよう」と同実行委員会が主催。

実行委員会会長には三重県を元気にしたいと活動する「三重を元気にしよう会」(阿児町)理事長の山崎豊成さん、実行委員長には県内でサイクルイベントなどを開催する「サイクリングクラブ三重」(志摩町)代表の大山毅さんが就いた。

大山さんは「三重は自然豊かで、景色や食べ物など魅力あふれる県。真冬でも雪がほとんど降らない地域があるため、1年中サイクリングが楽しめる。『ツール・ド・三重』は来春合歓の郷を皮切りに全6戦を予定。各レースは多種多様なコースを設定しているため絶好の腕試しになるはず。家族や友人など仲間と参加し楽しんでもらえるよう、音楽あり食ありの楽しいイベントも予定している。世界的に有名な自転車レースイベント『ツール・ド・フランス』を目指したい」と話す。


自転車競技には、街中などに設定した周回コースを走る「クリテリウム」、通常では走ることができない競輪場を走る「バンク」、峠や山を登る「ヒルクライム」、150~200キロの長距離を走る「グランフォンド」があり、個人戦と団体戦などで競い合う。

レース会場は、

第1戦=「合歓の郷」(1月16日)、
第2戦=「蓮(はちす)ダム」(3月13日)、
第3戦=「松阪競輪場」(5月)、
第4戦=「三重県営サンアリーナ」(7月17日・18日)、
第5戦=「四日市競輪場(予定)」(9月)、
第6戦=「大台町」(11月)

を計画している。

クリテリウムになる第1戦は個人戦が、36.3キロ「エリート」、17.4キロ「スポーツ」、8.7キロ「ビギナー」、1時間にどれだけ走れるかを競う「エンデューロ」(各参加費6,000円)と、2時間にどれだけ走れるかを競う「エンデューロ」の団体戦、2人チーム(参加費=1万円)、3人チーム(同=1万2,000円)、4人チーム(同=1万4,000円)の参加種目を用意した。

観戦チケット(2,000円)もある。
各「ご当地グルメ弁当」付き。
前日の1月15日には、地元を走るサイクリングイベント「志摩市を満喫しよう!」も開く(同=2,000円)。

「この地域ではこれまでも『サイクルトレイン』や『サイクルマラソン鳥羽志摩線(とばしません)』などの自転車イベントが開催されてきた実績がある。レースの開催を通して、自転車を身近に感じて『サイクリング』としてもっと楽しんでもらえるような環境整備をしていきたい。まずは参加していただければ」と大山さん。

伊勢志摩経済新聞より

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2010年12月26日

産業観光の魅力

川崎の産業観光の魅力を多くの人に知ってもらい、地域経済の活性化を図るため、旅行会社と川崎市、市観光協会連合会などが協力した「川崎産業観光ツアー」が2011年1月28日に行われる。

臨海部のJFEスチール東日本製鉄所、東京ガス環境エネルギー館(横浜市鶴見区)などを見学、昼食は、ラ チッタデッラでイタリアンを堪能する。

最後は幸区の縄文天然温泉「志楽の湯」で入浴を楽しむ。


募集は小学生以上(小学生は保護者同伴)で定員45人。
参加費大人4,500円、小学生4,000円(昼食・温泉入浴料込み)。
集合・解散場所は小田急線新百合ケ丘駅前とJR武蔵小杉駅前、同川崎駅前(解散のみ)。
申し込みは12月27日午前10時から電話で受け付け、定員になり次第締め切る。
申し込み・問い合わせは、京急観光営業企画部電話045(450)5588。


神奈川新聞より

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2010年12月25日

バイオ燃料大増産

トヨタ自動車は、バイオ燃料の原料として利用が期待されるサトウキビの遺伝情報の解析技術を開発した。この技術を活用すれば品種改良にかかる時間を大幅に短縮でき、サトウキビの大幅な増産が期待できるという。

環境に優しいバイオ燃料の増産に弾みがつくことが期待できるほか、他の植物への技術転用も可能で、食料増産や環境保護にも貢献できるとしている。

新たな解析技術は、独立行政法人の農業・食品産業技術総合研究機構九州沖縄農業研究センター(熊本県合志市)と共同で開発した。

技術の中核となる高精度のDNA解析技術はトヨタが開発し、この技術ベースにサトウキビの特性評価を九州沖縄農研、遺伝情報解析をトヨタが担当した。


新技術により、従来の方法に比べ大量のDNAを高い精度で解析でき、サトウキビの育種期間の大幅な短縮と特性の向上が実現すると考えられている。

トヨタによると、太陽エネルギーの固定効率が高く、バイオ燃料に変換しやすい糖を蓄積するサトウキビは、エタノール混合燃料に適しており、その増産と品種改良の加速が求められていた。

ただ、従来はサトウキビなどの作物の品種改良は、過去の膨大な育種実績に基づき、選定や交配を繰り返しながら、多数の品種を評価することで耐病性などの特性を保有する品種を新品種として選抜していた。

同じ植物でも、イネやトウモロコシの品種改良では遺伝子情報を利用し、交配で生み出される特性を予測する「マーカー育種技術」の実用化が進められている。
しかし、サトウキビは持っているDNA量が多いため、遺伝子情報の解析が難しく、同様の育種技術の適用は困難とされていた。
このため、サトウキビの新品種の育種には、交配から栽培、品質評価などの過程で8年以上の期間が必要だったという。

今回、トヨタは対象となる生物の遺伝子情報を広範かつ迅速に解析する「DNAマイクロアレイ」と呼ばれる技術をベースにして、大量のサトウキビのDNAを高精度に解析することに成功した。

遺伝子情報の高精度な解析が進んだことで、従来の5倍の精度を持つDNA配列の位置関係を示した「遺伝地図」の作成に成功。
この結果、今回の遺伝子解析技術を活用すれば、育種期間の50%短縮に向けて大きく前進したという。

効果は育種期間の短縮だけではない。
品種改良にかかわる重要な遺伝子の位置特定と、品種改良への応用が可能になったことで、糖生産性の向上や耐病性強化によりサトウキビの増産が可能になると期待されている。


自動車メーカーであるトヨタがバイオの研究を続けているのは、二酸化炭素(CO2)の排出量を削減できるバイオエタノールの普及を促進するためだ。
1998年にバイオ・緑化事業室を立ち上げ、植物の増産技術の開発などを進めてきた。
同室は現在、バイオ・緑化事業部に昇格し、今回の開発も主導した。

今回の技術開発の中核となった高精度DNA解析技術は、サトウキビと同様にDNA解析が難しいとされている他の作物にも適用することができるという。
このため、トヨタでは「食料増産や環境保護にもつながると期待しており、幅広く活用するために情報開示・提供に積極的に対応したい」としている。
【是永桂一】


産経新聞より

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2010年12月24日

イブの夜に光の宝石

クリスマスもエコに―。

横浜・みなとみらい21(MM21)地区の横浜ランドマークタワーなどビル17棟と、パシフィコ横浜会議センターによる全館点灯が24日夜行われた。

新規開業ビルの参加もあり、過去最大規模。午後4時半にオフィスビルの全室に電気がともると、街全体が光に包まれた。

14回目となる恒例行事
地球温暖化防止に配慮して、今年も一夜限りの実施となった。

全館で19,000㌔㍗とみられる使用電力増加については、社団法人「横浜みなとみらい21」が環境に配慮したバイオマス発電の普及に充てるためのグリーン電力証書を購入することで、環境負荷の軽減を図っているという。


神奈川新聞より

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2010年12月23日

「エコシップ」欧州出航へ

球面状の船首を持つユニークなデザインの自動車運搬船が山口県下関市の旭洋造船で完成し、命名引き渡し式が22日、行われた。


約4%の燃費向上に成功した「エコシップ」として注目されている

式典では、完成した船が「シティ・オブ・セント・ピータースバーグ」号と命名され、くす玉を割るなどして祝福。

発注主に引き渡されて同社を出航し、近くヨーロッパを中心にして乗用車運搬などに従事する。


全長約140㍍、国際総トン数21,000㌧で、乗用車2,000台が積載可能。

同社が独自に設計した風圧低減型の船首が風抵抗を3~5割減らし、通常の航行条件なら年間で重油の使用を800㌧削減できる計算で、3.6%の燃費向上という。

同社ではこの船をもう1隻建造中で、「さらに地球環境に優しい船舶を開発し、他社との差別化を図りたい」としている。


産経新聞より

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2010年12月22日

「帰郷」に難題次々

21日に始動した秋田県と仙北市による「クニマス里帰りプロジェクト」。

田沢湖にしかおらず絶滅したと思われた魚が山梨県で見つかったことに地元は沸き立っているが、この日の初会合では「帰郷」の難しさも浮き彫りになった。

仙北市は将来的には田沢湖に戻すことを視野に入れながらまずは県内の別の場所で養殖することに加え、県の魚(内水魚)への指定、男鹿水族館GAOや田沢湖畔での水槽展示などを提案した。


一方で県側は、田沢湖の水の酸性が強く中和に時間がかかることを指摘。

養殖についても「せっかく連れてきても死んでしまえば問題」「好まれる環境やエサも不明。

養殖に必要となる水温を下げる装置も県にはない」と述べ、活動には予算措置など県の方針決定が必要と強調した。

仙北市の担当者は「市の熱意は伝わったと思う。国と県、民間もかかわる問題なので簡単にはいかないが、市民のみならず県民もクニマスの里帰りを見たいはず。現地訪問や調査の結果を待って取り組みを進めていきたい」と話した。
【野原寛史】

毎日新聞より

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2010年12月21日

「アクア・ツリー」

新江ノ島水族館に現在、ペットボトルを再利用したオーナメントを飾った「アクア・ツリー」が展示されている。

クリスマスツリーの設置は、昨年を除き開館当初から毎年実施している。

高さ7メートルのツリーは、海の中を思わせるブルーとホワイトでライトアップされている。

水族館の入場口前に設置しており、誰でも見ることができる。


再利用されたペットボトルは約500本。
毎月第3日曜日に開催している「えのすいECOデー」と、夏に実施していた「えのすいビーチクリーン&ビーチコーミング」で市民らと一緒に集めたもの。

リサイクルアートを制作しているアーティスト・本間ますみさんが、「ミズクラゲ」「クマノミ」「ミノカサゴ」などの海の生き物の「オーナメント」に作り変えた。

これらはアクア・ツリーの周りに設置され、ブルー、ホワイト、イエロー、オレンジ、グリーンなどのLEDライトで照らしている。

「みんなで集めたペットボトルを再利用し、すてきなオーナメントができた。館内では、ミズクラゲのグラスツリー、デンキウナギのクリスマスツリー点灯など、水族館ならではのツリーも展示中。本館ならではのクリスマスを楽しんでほしい」と同館の井上さん。

ライトアップ時間は10時~20時(最終日は17時まで)。
12月25日まで。


湘南経済新聞より

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2010年12月20日

府庁産大根

京都市上京区の京都府庁に設けられた屋上緑化スペース「京てらす」で20日、冬野菜の収穫が行われた。

ボランティアや子どもたちがまるまる実った大根を引き抜き、炊き合わせなどに調理して味わった。

京てらすは府庁第2号館屋上の約600平方㍍に設けてあり、このうち約30平方㍍を府民に開放して農作物や花を栽培している。

この日は、府民でつくる屋上緑化ボランティア「京緑隊(きょうりょくたい)」のメンバーと職員の子どもたち計12人が参加。

大根の葉に手をかけて次々と引き抜き、66本収穫した。

その後、府庁近くの「京都まなびの街・生き方探究館」で豚汁や田楽、きんぴらなどに調理し、皮まで余すところなく食べた。

京緑隊メンバーの山岸ヒロ子さん(67)は「今年の大根はなかなかのできです」と満足そうだった。


京都新聞より

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2010年12月19日

クニマス

約70年前に田沢湖に玉川の酸性水を導き入れたことで絶滅したとみられていた同湖固有種の淡水魚「クニマス」が山梨県富士河口湖町の西湖で生息していることが確認され、地元の仙北市では担当課や観光協会がクニマスの「帰郷」に向けて動き出した。

ただ田沢湖の水は依然として酸性が強く現在クニマスが生存できる環境にない。
帰郷への道は険しいままだ。

思いもしなかった吉報を受け、秋田県は仙北市や田沢湖観光協会などとクニマス帰郷の共同プロジェクトを始めることになった。


21日に県と仙北市の担当課長らが初会合を開き、今後の方針について意見交換する。

また仙北市は門脇光浩市長らが25日から富士河口湖町や西湖漁協などを訪問することを決定。市企画振興課は「何とかして田沢湖にクニマスが戻れるようにしたい」と力を込める。

田沢湖畔で茶屋を営む三浦久さん(61)は、クニマス漁に使われた丸木舟の復元活動に取り組んできた。
2006年に85歳で亡くなった父久兵衛さんはかつてクニマス漁をしており、湖の再生運動に尽力。
西湖や本栖湖でクニマスを捜索したこともあった。

三浦さんは「世紀の発見。ほとんどあきらめていた。発見してくれた(京都大の)中坊徹次教授らに会って感謝したい」と喜びをかみしめる。

一方で、田沢湖の水は酸性のままだ。中和作業は続いているが、現在も酸性に強いウグイが湖畔で繁殖できるのみ。
三浦さんは「以前に放流したイワナやコイは、湖水に耐えられず生きていないと思う」といい、クニマスを戻すのは容易ではない。

県地域活力創造課は「まずは養殖のような形で県内でクニマスを増やせないか検討したい」と説明。
県と市などの会議や山梨県による生息地域調査の結果を受けて、今後の対応を決める方針だ。

三浦さんは「国策で湖をこんな環境にしてしまったのだから、国策で湖の再生をしてほしい」と強調。
こうつけ加えた。
「私が生きているうちに、クニマスが田沢湖に戻る日が来ればいいのですが」
【野原寛史】

毎日新聞より

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2010年12月18日

病院カーテンを再生

帝人グループの帝人ファイバー(大阪市中央区)は来年1月から、病院や福祉施設で使用されているポリエステルを使ったカーテンのリサイクルを開始する。

病院などを対象としたカーテンのリサイクルは国内初。

環境志向の高まりを追い風に、リサイクル事業の強化で販売拡大を狙う。


カーテンリース事業を手かげるキングラン(東京都千代田区)が、リサイクル可能なカーテンを病院や福祉施設にリース・販売し、使用後に不要となったカーテンを回収。

これを帝人ファイバーが独自技術を活用したポリエステルのリサイクル法「エコサークル」を使い、再び製品化する。

同社では1999年からエコサークルを展開し、国内外のアパレルメーカーなどと共同で商品開発や回収・リサイクルを行っている。

今回の対象拡大でさらなる拡販を目指す考えで、リサイクル可能なカーテンの販売は、来年度が100万平方㍍、2012年度は150万平方㍍を計画している。


フジサンケイ ビジネスアイより

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2010年12月17日

「環境配慮型」次世代デニム

ジーンズ製造販売のリー・ジャパンは16日、製造時に使う薬品や水の使用量を減らした環境配慮型の新しいジーンズ「次世代デニム『Lee(リー)/kurkku(クルック)』」を来年2月から販売すると発表した。

新しいジーンズは3年間無農薬、無化学肥料で栽培された綿100%で、染料を使わずに超微粒子のインクジェットでプリントした。

主力の価格帯は1万2,000~1万6,000円。
この日、東京都内で開かれた会見にはモデルの土屋巴瑞季(はずき)さんもPRに駆けつけた。


産経新聞より

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2010年12月16日

「大変なお宝」

環境省のレッドリストで「絶滅」種に指定されている日本固有の淡水魚「クニマス」(サケ科)が富士河口湖町の西湖で生息していることが15日明らかになり、地元の西湖漁協は報道陣からの問い合わせに追われた。

三浦保明組合長(61)は「昔から黒っぽいヒメマスがいて、クロマスと呼んでいた。まさかクニマスとは、誰一人思っていなかった。大変なお宝をいただいた」と満面の笑みを浮かべていた。

京都大の中坊徹次教授(魚類学)らが今春、調査に訪れ、同漁協が網にかかった黒っぽいマスを渡した。


中坊教授らは、えらや消化器官の構造などを分析し、クニマスと確認した。
三浦組合長によると、西湖北岸数カ所に生息し、1回の刺し網の漁獲量の3分の1を占めることもあるという。

クニマスの成魚は約30㌢。
秋田県の田沢湖にだけ生息する固有種。
1940年ごろ、田沢湖に強酸性の水が入り、死滅したとされていた。
同漁協には1935年、田沢湖からクニマスの卵が10万粒送られた記録が残っている。


三浦組合長は「クニマスが綿々と生きていたとは知らなかった。西湖を誇りに思う。今後は乱獲対策などをきちんとしたい」と話した。
今月末まで解禁のヒメマス釣りは予定通り行う。
【福沢光一】

毎日新聞より

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2010年12月15日

南アルプス貫く直線ルート


リニア中央新幹線の整備のあり方を検討している交通政策審議会中央新幹線小委員会(国土交通相の諮問機関)は15日、中間とりまとめ案を公表した。

建設主体と営業主体にJR東海を指名し、同社の単独出資で超電導リニア方式により建設する。

東京~名古屋間は南アルプスをほぼ直線に貫くルートとし、2027年の開業を目指すJR東海の計画をほぼ認めた。


東京~名古屋間のルートでは、北に迂回(うかい)する「伊那谷ルート」も検討されたが、費用対効果分析の試算結果を受け、直線ルートが適切とされた。
山梨実験線をほぼ直線に東西に延伸するルートを想定している。

リニア中央新幹線の駅は、東海道新幹線との乗り換えを考慮し、東京でのターミナルは品川駅、名古屋では名古屋駅、大阪では新大阪駅が想定されている。

沿線の各県に1駅ずつ設ける中間駅についても、同社が求める全額地元自治体負担ではなく、適切な費用分担に向けた協議の必要性を指摘した。

付帯意見として、JR東海が35年後の2045年開業としている名古屋~大阪間について「早期開業のための具体策を検討すべきだ」として、努力を求めた。

同審議会では中間とりまとめ案に対する一般市民からの意見を公募し、来年3月までに国交相に答申する予定。

JR東海は沿線の自治体などと中間駅の設置場所に関する協議、環境影響評価実施に関する準備作業などを急ぎ、2014年度の着工を目指す。

産経新聞より

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2010年12月14日

新校舎の完成前に見学

滋賀県近江八幡市の金田小で市が建設中の新校舎を、同小5・6年生267人が13日、見学した。
「デン(洞窟)」と呼ぶ秘密基地のような小部屋があり、児童は「早く勉強したいな」と来年3月の完成を心待ちにしていた。

新校舎は老朽化した現校舎の南東に建設中で、鉄筋コンクリート造り3階建て延べ1万200平方㍍。

教室と廊下の間に壁がない開放的な設計で、教師が児童の様子に注意を払いやすいという。

一方、常に見られているという息苦しさを児童が感じないよう、ほっとできる場として広さ5平方㍍のデン30室を各教室に併設した。
天井の高さは教室と同じで、遊びや学習に使う。

新校舎はテラス付きの環境学習ルームや太陽光発電設備、雨水タンクを備えた「エコスクール」でもある。
新校舎は来年4月から本格運用するが、卒業予定の6年生も使う機会を3月に設ける。
子どもたちは「広くて楽しそう」「デンは休み時間に入ってみたい」と楽しみにしていた。


京都新聞より

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2010年12月11日

「今年の漢字」

熱中症、野菜価格の高騰、餌不足によるクマの人里への出没――。

16回目を迎えた「今年の漢字」に10日、これらの原因となった今夏の猛暑を端的に表す「暑」が選ばれた。

発表会場の清水寺(京都市東山区)に集まった関係者や参拝者は、感慨を込めてこの1年を振り返った。

清水の舞台(本堂)を見渡せる奥の院舞台は、日中なのに厳しい冷え込みだった。
森清範(せいはん)・貫主(かんす)は縦150㌢、横130㌢の巨大な越前和紙に向き合い「暑」と一筆で書いた。

揮毫(きごう)後、森貫主は「『地球環境はこれでいいのか』とみんな思ったのでは。政治・経済では、なかなか理想に到達しないジレンマが人々を『熱く』させた」と振り返った。和紙の奉納法要では、熱中症で死亡した人もいたことを観音様に報告したという。
 主催者である日本漢字能力検定協会の池坊保子理事長も「(猛暑で)精神的につらい思いの数カ月だった」と話した。

実は、森貫主の予想は「地」。
尖閣諸島を巡る領地の問題や、証拠改ざんで揺れた大阪地検、地上デジタル放送などが理由だ。

しかし20位までにランクインしなかった。
「いろいろな出来事があり、1字にまとめるのは至難の業。それを超えるのが『暑』だった」と話した。

「来年の漢字」を問われ、森貫主は「地球に育まれている私たちが、みんな結ばれているとの思いから『結』が選ばれ、世界中が平和であってほしい」と結んだ。

友人と参拝に来た神戸市西区の高校生、小林正明さん(18)は「中国との摩擦や、政権内部での小沢一郎氏を巡る政治抗争があり、『争』だと予想していた。ただ、確かに暑かった」と話した。

漢検を巡っては2009年4月、不透明な運営が問題視され、元理事長親子が辞任。
「新生漢検」の下で2回目となるセレモニーの会場に親子の姿はなかった。
【熊谷豪】

毎日新聞より

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2010年12月10日

仙台ミツバチプロジェクト

ミツバチをビルの屋上で飼育し、自然環境と共生する街作りを目指す「仙台ミツバチプロジェクト」が今月1日から仙台市中心部で始まった。

巣箱はまだ1カ所だが、将来的に多くの屋上でミツバチを飼い、ハチミツなどを商品化して商店街を活性化させようという狙いだ。

同プロジェクトの阿部高大理事長(75)は「街中で採取したハチミツでお菓子や飲み物が作れるようにしたい」と夢を膨らませる。

別グループの試みは生育環境が整わず断念しただけに、今後のミツバチの働きぶりが注目される。


巣箱を設置したのは、同市青葉区一番町のアーケード街に面した「一番町中央ビル」(6階建て)の屋上。

今月1日からニホンミツバチ8,000匹とセイヨウミツバチ1万匹の飼育を始めた。

巣箱近くの壁には、画像を識別するといわれるミツバチが、巣箱を見つける目印になるよう太陽と星の絵を描いた。

このビルのオーナーの阿部さんは2009年11月、「銀座ミツバチプロジェクト」を成功させた盛岡市の養蜂家、藤原誠太さんと出会い、ビル屋上でのミツバチ飼育に興味を持った。

今年4月には都内のビル屋上で飼育しているミツバチに触れてみた。
瞬く間に無数のミツバチで覆われた手の感触は「温かいのでびっくりした」。


ミツバチの魅力を知った阿部さんは妻と養蜂の本場であるイタリア・トリノまで足を運び、養蜂場を見学。
その後も仙台でのプロジェクト開始に向けて勉強を続けてきた。

環境に敏感なミツバチは「居心地が悪いと思うとすぐいなくなる」(阿部さん)。
巣箱は南向きの強い日差しを避け、風通しの良い所に設置。
さらに清潔な場所を好むため清掃も欠かせない。
夏になると、ミツバチが羽をぬらさない水飲み場の確保も重要だ。
手間はかかるが阿部さんは「手探りでやっていく楽しみがある」と笑顔を見せる。

一番町では今春、別のグループが屋上での養蜂に挑戦。
しかし、水飲み場がうまく確保できず一部のミツバチが逃げてしまったことなどから断念した。
阿部さんはそのグループの経験を無駄にしないように助言を得ながら取り組んでいる。

気温が11度以下になると、ミツバチは巣箱の中で身を寄せ合って寒さをしのぐ。
ハチミツの初採取はミツバチが活発に動き出す来春になる見通しだ。
阿部さんは「とにかく冬を越して、春になるまで見守ってあげたい」と優しい目で巣箱を見つめた。
【須藤唯哉】


毎日新聞より

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2010年12月09日

エコ通勤の輪広がれ

自転車などによるエコ通勤を広めようと、滋賀県立大の准教授らが「滋賀エコ交通研究会(仮称)」の発足準備を進め、県内企業の参加を呼びかけている。

県が大規模事業所に温室効果ガスを削減する計画書の提出を義務付ける「低炭素社会推進条例」制定を目指す中、湖国のマイカー通勤の現状を調査し、エコ通勤手当などを推進する仕組みを研究する。

呼びかけ人は、近藤隆二郎准教授(45)。
自転車タクシーを運営するNPO法人「五環生活」(彦根市)や、琵琶湖一周サイクリングを呼びかける「輪の国びわ湖推進協議会」(同)の代表を務めている。

研究会は、滋賀グリーン購入ネットワーク(大津市)の関連団体として、年内の発足を目指す。

来年3月までに自転車通勤や、バス・電車の公共交通を含めたエコ通勤手当に取り組む企業担当者を講師などに招き、講演会を催す。

マイカー通勤の実態について、人数や温室効果ガス排出量をアンケート調査し、交通手段別の移動行動を記録して排出量を計算する「交通環境家計簿」を研究したり、エコ通勤のテキスト本も作製するという。

県によると、温室効果ガスの排出量(2007年)は、マイカーと業務用を含めた運輸部門が282万㌧と総量の22.・6%を占めるという。

運輸は、県が掲げる2030年の1990年比半減に向け、削減対象の一つとされる。

自転車で大学に通う近藤准教授は「環境の視点だけでなく、健康づくりや車による交通死亡事故の軽減にもつながる。多くの企業に参加してもらいメリットやデメリットを検証し、普及方法を考えたい」と話している。


京都新聞より

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2010年12月08日

2010年の「感字」

品川グランドセントラルタワー(港区港南2)「THE GRAND HALL」で12月7日、「Word of the Year 2010~あなたが選ぶ、2010年の“感字”~」の発表会が行われた。

主催はニフティ(品川区)。
2008年から実施しており、今年で3回目に当たる。

特設サイトを設け、「自分自身を振り返って感じた1文字の漢字=感字」と「エピソード」を募集。
投稿数と共感数を基に決定した。
応募総数は2,661件。


2010年の「感字」に輝いたのは「暑」。
30代以上の各年代で1位となり、「人生77年、記憶の中では1番の暑さ!(香川県・60代以上の男性)」など、特に年長者に、これまでの夏と比較して暑かったという声が多かったという。

2位は「2010年は坂本龍馬と中日ドラゴンズ優勝の1年だった!(愛知県・20代女性)」という「龍」。
3位=「恋」、
4位=「麺」、
5位=「変」
が続き、
「ラーメン屋が急に増えた気がする(東京都・20代男性)」、
「今年は転居、家族の卒業、入学などいろいろと変化がありました(千葉県・30代女性)」などのエピソードが寄せられた。

ゲストとして、タレントの優木まおみさんと精神科医の名越康文さんが登場。
自身の「感字」について「体」(優木さん)、「重」(名越さん)を挙げた。

「今年30歳を迎え、初めて自分の体を意識した1年だった。これまで何も考えなくても大丈夫だったが、最近はそうもいかなくなった。トレーニングを始めたら思った以上に成果があり、自分に自信を持てるようになった」と優木さん。
名越さんは「調子に乗って走り過ぎると倒れて重なり合う。しかし、倒れることで周りの表情が見えて人とのつながりが実感できる。2つの面がある『重』を実感した1年だった」と振り返る。

来年の「感字」については、優木さんが「熟」、名越さんは「光」を発表。
優木さんは「仕事も女性としても、成熟していきたい」と意気込み、名越さんは「明るい光景を思い浮かべるだけでも人は元気になれる。来年はそういう光があってほしい」と願いを込めた。

同社コーポレートコミュニケーション室の八重樫芳美さんは「インターネットのサービスを提供する中で、大切にしたいのは人々のコミュニケーションを助けること。それぞれの『感字』の裏側にはエピソードがあり人生がある。その一つひとつを大事にしながら盛り上げていきたい」と話す。


品川経済新聞より

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2010年12月07日

「エコプロダクツ2010」が開催

日本最大級の環境展示会「エコプロダクツ2010」が、12月9日から11日までの3日間、東京ビッグサイトにて開催される。

環境への意識が益々高まりをみせている中、12回目を迎える今回のイベントには、745もの企業や団体が出展し、新しい環境技術・サービス、企業間連携、地域連携など、低炭素社会の実現に向けた新しいビジネスモデルや取組みが多数展示される予定だ。

行政では、環境省が、地球温暖化対策の切り札として同省が推進している「エコなアクション」に特化したポイントプログラム(エコ・アクション・ポイント)を紹介。

ブースでは、紙芝居ステージやポイント付与の体験コーナー、エアロバイクでの発電チャレンジなど、参加者が楽しみながらエコ・アクション・ポイントを認知できる様々なプログラムが用意されているという。

また、経済産業省資源エネルギー庁のブースでは、熱需要地の周辺にある排熱や未利用エネルギー(温度差、廃棄物エネルギー等)など活用した熱供給事業「地域冷暖房」について、映像やパネル等を用いてわかりやすい解説が行われる予定だ。

さらに、大学などの教育機関も多数参加する予定で、早稲田大学人間科学部の天野研究室では、三重県大台町で実施している自然環境を保全するためのオフセット・クレジットJ-VER制度を用いた山村活性化方策の紹介を行うという。

一方、民間企業からは、シャープ、ソーラー発電による創エネと、省エネ商品・省エネ技術の開発でグリーン社会の創造をめざす同社の取り組みを紹介。

また、ヤマハ発動機のブースでは、「移動手段を見直してヒトと地球の元気を取り戻そう」をテーマに、都市部における近距離移動のスタンダードな手段となりうる電動アシスト自転車「PAS」と、EVバイク「EC-03」が出展されるなど、多数の企業が環境に配慮できる商品や技術、ビジネスモデルを紹介していく予定だ。

尚、期間中はエコモビリティーゾーンという特設会場が設けられ、この「PAS」をはじめ、各メーカーの電動アシスト自転車の試乗ができるという。


「2020年までに温暖化効果ガスを25%削減」という高い目標や、COP10の開催など、環境分野において世界中から日本が注目を浴びている中で開催される「エコプロダクツ2010」。
日本が今後、環境先進国としてリーダーシップをとれるか否かを左右するような、先進技術と知恵が結集した大イベントとして、内外から注目を集めている。
【北尾準】

サーチナより

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2010年12月06日

京王、ショッピングセンターに「発電床」

京王電鉄は12月2日、京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンター(多摩市関戸1)のリニューアルに合わせて、多摩地区としては初めて「発電床」を導入した。

「発電床」は内部に圧電素子を内蔵し、人が歩行した際に発生する振動を電気エネルギーに変えるもの。

音力発電(神奈川県藤沢市)が開発・製造する。

同ショッピングセンターは1986(昭和61)年に開業。
現在、A館~C館までに京王百貨店や京王アートマン、京王ストアなど約140店舗が出店している。

同SCでは、2006年に太陽光発電システムを、昨年には壁面緑化を導入するなど環境保全への対策を積極的に進めており、今回は来店客に環境への意識をさらに高めてもらおうと導入を決定

B館5階「ファッション専門店街」のリニューアルに合わせ、フロア共用部である通路の柱部分に導入した。


コンセプトは「環境について、見て、触れて、考える場」。

システムは通路の柱から床にかけて設置されており、床の上でジャンプすると柱に取り付けられたLEDランプが光るほか、モニターに表示されている画面が切り替わる。

京王線の車両の姿を表示する面と、地元の商店会を通じて集めた子どもたちが描いた絵を表示する面の2面があり、それぞれ独立して動作する。

男性客の取り込みを目指してフロアをリニューアルしたこともあり、「通路の椅子で休んでいるお父さんがいて、子どもがピョンピョン飛び跳ねているというシーンを考え、この場所にした」と同社SC営業部の菊池さん。
「体験しながら環境について考えてもらえれば」。

同フロアの営業時間は10時~20時。

八王子経済新聞より

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2010年12月04日

“ロケット”に興味津々

宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙教育センターと倉敷市教委の協定による連携授業が3日、市立乙島東小学校(正清省三校長、児童数182人)で始まった。

この日はJAXA宇宙科学研究所のロケット打ち上げ担当の助教、竹前俊昭さん(41)が、体育館で子供らにロケットの飛ぶ仕組みなどを説明。

今後、ペットボトルを利用した水ロケット作りと打ち上げや、高さ1㍍程度のモデルロケット組み立てと発射などに取り組む。


6年生の総合的学習「わたしたちのロケットを高く打ち上げよう」の一環で、「宇宙や地球環境といった広い視野を持ってもらう」のが目的。

最初に全児童対象に竹前さんが「最新の宇宙科学」の題で金星探査計画などを説明。
続いて6年生31人だけを対象に「ロケットはなぜ飛ぶか」を解説した。

竹前さんが、密封したフィルムケースの中で入浴剤を水に溶かし泡だって圧力が増す原理で飛ばす実験を実演すると、子供たちから「わあっ」と驚きの声が上がった。

竹前さんは「下に地面がなくても飛びます」と反動や反作用という言葉の意味を分かりやすく説明した。

6年生の小川瑞貴さん(11)は「実験が面白かった。自分で水ロケットなどを飛ばすのが楽しみ」と話していた。
【小林一彦】


毎日新聞より

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2010年12月03日

「冬の桜」を演出

東五反田・目黒川沿いの桜並木で12月3日、「桜並木のイルミネーション」が始まった。

「大崎で育つ子どもたちの心に『ふるさとへの愛着』と『夢を持つことの大切さ』を届けること」を目的としたプロジェクトの第1弾。

地元企業などから協賛を受けた「目黒川みんなのイルミネーション実行委員会」が設置した。


大崎エリアでは、テクノスクエア構想(大崎駅周辺地区市街地整備構想)をコンセプトに再開発が進行中。
多くのハイテク機器関連上場企業が集結し、住宅も増えたことが同プロジェクトの背景となっている。


イルミネーションは約15万6,000球のLEDを使用して、「冬の桜」を演出。
環境への負担がほとんとないというグリーン電力を採用している。


3日は、親水広場「品川区立 五反田ふれあい水辺広場」(品川区東五反田2)で点灯式を実施。
和楽器ユニットとして活躍している「AUNJクラシック・オーケストラ」がゲストとして登場し、演奏で会場を盛り上げた。

点灯式には、地元住民や家族連れ、会社帰りのOLなど多くの見物客が訪れてにぎわった。
イベントに訪れた30代の女性2人組は「音とイルミネーションが調和していて、とてもよい」「桜色がきれい」と話していた。


第2弾は今月17日、地元の子どもたちが夢を描いたペットボトル約1,300本で作る全高6メートルの巨大ツリーを設置する予定。

点灯時間は17時~22時。
今月26日まで。


品川経済新聞より

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