容器包装の第3次行動計画

 

容器包装関係8素材団体で構成する3R推進団体連絡会はこのたび、2016~2020年度を期間とする第3次自主行動計画を策定した。

 

新たに、プラスチック容器包装のリサイクル率(再資源化率)を46%以上(第2次自主行動計画では44%以上)、紙製容器包装の回収率を28%(同25%)に設定した。

 

 

 

対象となる素材はガラスびん、PETボトル、プラスチック容器包装、アルミ缶、スチール缶、紙製容器包装、飲料用紙容器、段ボールの八つ。

数値目標については、リデュース(軽量化率、削減率)とリサイクルでそれぞれ設定している。

リサイクルの数値目標は、紙製容器包装と飲料用紙容器、段ボールの3素材が「回収率」で、これら以外の5素材は「リサイクル率」として呼称を統一した。

取り組みの進捗を比較するための第3次計画の基準年度は第1次(2006~2010年度)、第2次(2011~2015年度)を継続して04年度とした。

 

第2次自主行動計画について、2014年度現在でのリサイクル目標の達成状況を見ると、当初の2015年度目標に対してガラスびん(当初目標は「カレット利用率」で設定)とスチール缶、プラスチック容器包装、紙製容器包装(当初の回収率目標は22%で、2013年度に上方修正)、段ボールの5素材が達成している。

 

プラスチック容器包装のリサイクル指標は第1次計画では「市町村の分別収集率」としたが、事業者の取り組み指標として適切でないと考え、第2次計画で「再資源化率」に改めた。

事業者による自主回収などでリサイクル手法として燃料化などエネルギー資源としての活用もあるため、「再資源化率」という呼称の指標にした。

 

第3次計画では8素材ごとにリサイクル適性の向上や多様な回収ルートの確保などとともに、マテリアルフローの捕捉率の向上などにも取り組む。

 

 

 

循環経済新聞より

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株式会社トリムはガラスをリサイクルする特許技術でガラスから人工軽石スーパーソルを製造しています。
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