「都市鉱山」の五輪メダル追い風

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青森県八戸市はノートパソコンや携帯電話、デジタルカメラなど「小型家電」の回収を強化する。

 

公民館などに設置する回収ボックスを増やすほか、ボックスの受け入れ口を広げてノートパソコンなど比較的大きい小型家電に対応する。

 

2020年の東京五輪・パラリンピックの金銀銅メダルに小型家電から回収した原料が使われるのを“追い風”に、市民のリサイクル意識を高めたい考えだ。

 

 

 

廃家電や産業機器に含まれる金属は「都市鉱山」と呼ばれ、リサイクル率の向上が課題。

市は年度内に市内で14個のボックスを19個に増やし、受け入れ口も6割広げる。

PRに力を入れ、回収向上を図る。

 

五輪メダルへの回収金属の採用については、昨年6月に八戸と一関(岩手県)、大館(秋田県)の3市が提案したのをきっかけに実現した経緯があり、市環境政策課は「市民の関心を高める契機としたい」と意気込む。

 

ただ、11月9日に大会組織委が回収金属の採用方針を決めた直後、NTTドコモが自治体とは別に店頭などで回収した携帯電話の活用プランを公表しており、自治体の回収ルートが活用されるかどうかは不透明。

 

同課の寺下信雄課長は「3市提案をきっかけに回収金属のメダルが実現するのは喜ばしい」としつつ、「国民全体の意識向上のために全国の自治体も連携する形を考えてほしい」と注文する。

一関市生活環境課は「近く3市で相談して対応を決めたい」とする。

 

国の小型家電リサイクル法に基づく回収は、2013年4月にスタートした。

八戸市内では13年度に1万5960キロ、14年度に3万5,560キロ、15年度に4万8,830キロを回収。

市の試算では15年度分で金メダルが約28個、銀が約4個、銅が約3624個できる。

 

小型家電には、オーディオ機器やゲーム機、固定電話機、ドライヤー、電気カミソリ、時計、懐中電灯なども分類される。

同課は「データを消去してから持ち込んでほしい」と呼び掛ける。

テレビや洗濯機、冷蔵庫、エアコンの家電4品目(大型家電)はメーカーが回収している。

 

 

 

デーリー東北より

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