「京浜臨海部」ツアー商品化

 

戦後の日本経済をけん引してきた京浜臨海部。

近年は工場夜景をはじめとする「産業観光」のスポットとして脚光を浴びている。

神奈川県と川崎市、横浜市、民間事業者でつくる「京浜臨海部産業観光推進協議会」(李宏道会長)が発足して5年。

これまでは国内の教育旅行の受け入れが中心だったが、2020年開催の東京 五輪を視野に、ツアーの商品化を目指して施設間が連携、その魅力を国内外に発信しようという動きが進んでいる。

 

 

 

同協議会の事務局を務める県観光課によると、前身は、県の主導で2004年に設置した「京浜臨海部再生会議」。

観光客のニーズ調査や巡回バスの運行などに取り組んだ。

 

現在の名称となったのは2009年。

横浜、川崎両市にある工場や博物館のほか、ホテル、交通事業者、旅行会社など、計約120の団体が名を連ねる。

 

「産業観光とは、見る、学ぶ、体験すること。既に神奈川にあるコンテンツで観光客を誘致できる上、ものづくりに触れた子どもたちが将来、日本の産業の発展に貢献する可能性を秘めている」。

そう強調する李会長は協議会発足から5年が経過し、「新たなステップに入った」と話す。

 

今年から一部メンバーが「商品開発部会」を設置、各施設や工場を巡るツアーの商品化に向けた議論を重ねている。

商品化の第1弾として、県観光協会と近畿日本ツーリストグループが共同運営する予約型旅行サイト「神奈川チカタビ」で、寺での座禅体験や横浜市中央卸売市場本場の見学を盛り込んだ日帰りツアー(20日開催)を販売している。

 

外国人客の取り込みに向けた試みも始めている。

今年1月には外国人留学生らを対象にしたツアーを実施、味の素川崎工場などを見学したところ好評だったという。今

後も外国人のニーズや課題を探り、受け入れ態勢の充実を図る方針だ。

 

「日本のものづくりに対する外国人の関心は高い。京浜臨海部の場合、羽田空港からのアクセスの良さも強み」と県観光課。

李会長は「神奈川が一つのショー ルームとなり、多くの人が見に訪れるのが理想。施設の多言語対応も進め、国内外の方々が楽しめる環境をつくっていきたい」と話している。

 

 

 

◇◆◇
同協議会は、観光ガイドブック「かなもえ産業観光編 見学のススメ」(A4判10ページ)を1万5千部作成した

キャラクター「カナ」と「萌」が各施設やおすすめモデルコースを紹介するもので、日本語と英語で併記。県庁などで配布している。

 

 

 

神奈川新聞より

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