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2006年06月27日

石炭灰で樹脂強化 ガラス繊維と混合(中部電力)

中部電力と三菱重工業は26日、火力発電所から出る石炭灰を原料に、耐衝撃性が大幅に高い樹脂を開発したと発表した。
ガラス繊維と一緒に粉状の石炭灰を樹脂に混合すると、石炭灰が樹脂を補強、強度が既存品の2~4倍になるという。
中部電は石炭灰のリサイクル用途拡大を進めており、現在約8割の再利用率を将来的に100%まで引き上げる。


中部電が石炭灰を供給し、化学メーカーの三ツ星ケミカルが樹脂として製造販売する。
建材などに使うポリプロピレン樹脂に石炭灰を35%混ぜれば、耐衝撃性などが既存品の2倍に高まるほか、エチレン・エチルアクリルレートと呼ぶ電力設備向けの特殊樹脂に60%混合すると、耐衝撃性は同4倍に向上するという。
価格はポリプロの場合、既存品に比べて3割程度高くなるが、エチレンエチルの場合は安価な石炭灰を多く使うため4割程度安くなる。
10年後に樹脂として年600㌧の販売を目指す。

中部電は碧南火力発電所(愛知県碧南市)から年約100万㌧の石炭灰が出る。
これまで消臭剤や園芸用の土などとして販売しており、約8割を再利用している。
樹脂添加剤など、今後も石炭倍のリサイクル用途を拡大して、将来的に石炭灰の完全リサイクルを目指す。

日経産業新聞より


投稿者 Melody : 2006年06月27日 10:51