「こんじゃりコン」

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川崎市は、二酸化炭素(CO2)を削減できる市内企業の優れた製品・技術を認定する「低CO2川崎ブランド2016」の大賞に、生コンクリート製造・販売の宮松エスオーシー川崎工場(中原区)の製品「こんじゃりコン」を選定した。

 

同ブランドは、地球温暖化防止のためCO2排出抑制に貢献する市内の製品、技術、サービスを広く発信することで普及を促すのが目的。

2009年度からスタートし、今年で8回目。

 

こんじゃりコンは余った生コンクリートを独自技術で砂と砂利に再資源化し、再び生コンクリートに再利用した製品。

通常では余った生コンは産業廃棄物として処理するが、有効活用することで天然資源の使用抑制、産業廃棄物の削減につながる。

従来製品と比べ、約25%のCO2排出量削減につながる。

 

大賞以外のブランド認定は、川崎バイオマス発電(川崎区)の「CO2フリー電気」など4製品・技術が選ばれた。

大賞を含めた認定企業は16日、とどろきアリーナで開催される川崎国際環境技術展で表彰される。

 

 

 

神奈川新聞より

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環境技術、川崎に集結

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国内外で環境ビジネスや環境技術の普及に取り組む産官学が一堂に製品やサービスを紹介する「川崎国際環境技術展2016」が18日、川崎市のとどろきアリーナで始まった。

 

水素自動車をはじめ医療ロボットや福祉支援サービスなど幅広い分野の企業や大学、研究機関が19日まで自慢の新しい製品やサービスを展示、説明し、商機の拡大に取り組む。

 

 

 

会場内では水素エネルギーや環境ビジネスの提携、共同開発の例を紹介するセミナーを開催。

18日は持続可能な低炭素社会の実現をめざす川崎市とインドネシアのバンドン市の間で都市間連携の覚書を交わす締結式も開かれた。

 

展示では水素自動車や電気自動車をはじめ、サイバーダインの介護支援医療ロボットなどが注目を集め、水質浄化装置などの展示ブースには海外からの視察者が多く訪れた。

 

初日の入場者数は約7,500人。

川崎市など主催者は2日間合わせて約1万5,000人の入場を見込む。

 

 

 

日本経済新聞より

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科学技術で新たな漆器

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新技術で伝統塗料をおしゃれに―。

 

川崎市内の大学やデザイナー、金属加工会社などでつくる産学官の連携チームが、最先端の科学技術と職人の技を融合し、新たな漆製品の開発に取り組んでいる。

 

伝統工芸品である漆器を身近にし、文化の継承と発展を目指す。

 

 

 

プリンターから吹き付けられた漆に金粉を振りかけると、金属に細かな模様が浮かび上がる。

これまで熟練職人の高い技術と長い時間を要していた蒔絵(まきえ)の技法が、誰でも短時間で表現できるようになった。

 

ノズルが詰まらないよう分子を極小化した漆をプリンターインクとして活用する技術を開発したのは、チームのメンバーの一人、明治大の宮腰哲雄教授(有機合成化学)。

10年ほど前から漆の特性に興味を持ち、福島県の「小野屋漆器店」とともに応用研究を重ねていた。

 

川崎市多摩区に工場を持つ金属加工会社「末吉ネームプレート製作所」と宮前区のデザイン会社「モノプロデザイナーズ」もチームに加わり、川崎市産業振興財団がプロジェクトを支援。

これまで製品のベースとして一般的だった木材ではなく、金属に漆を吹き付け、現代的なデザインに仕上げた新ブランド「漆事(うるしごと)」シリーズを生み出した。

 

「漆事」シリーズは現在、酒膳「月(つきみ)」と食膳「凪(なぎ)」の2種類。

ステンレスに漆を塗り、金粉や金箔(きんぱく)で月見のイメージや桜の蒔絵を施した。

「月」はとっくりやちょこを載せておしゃれに月見酒を楽しみ、「凪」はすし膳などとして使える。

どちらも漆のつやが美しく、上品に食卓を彩る。

 

チームは今後、さまざまな展示会などに漆事シリーズを出品する予定で、現在は新製品「雅(みやび)」を開発中。

ステンレスにエッチングという手法で模様を彫り、漆と金箔を張ってより高級な製品をつくるという。

 

美しいのはもちろん、漆はいろいろな素材と接着でき万能性がある一方で、戦後は合成塗料に押され、国産漆の生産量は減少しているという。

だが宮腰教授は「合成塗料は限りある石油から作られている。漆は樹液を加工した天然素材。持続可能な社会を目指すことにもつながる。器を愛(め)でて長く使うような生活の素晴らしさを次の世代に伝えていきたい」。

 

 

 

神奈川新聞より

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