スーパーソルの特徴

廃ガラスを粉砕、焼成発泡させることで生まれ た人工の多孔質軽量発泡資材(かるいし)スーパーソルは、地球にやさしい土壌還元型資材であり、透水性・保水性に優れ、耐火性を兼ね備えております。

また製造工程において、用途に合わせ比重・吸水率を自由にコントロールことにより緑化・断熱・園芸・水質浄化・建築・土木など、多くの用途で活用でき、資源循環型社会構築において必要不可欠な高い付加価値をもつ商品です。

土壌還元

土壌還元

地球にやさしい土から土への完全リサイクル型。改修工事等が発生した場合、スーパーソルは残土処理と同等の扱いとなります。

透水性と保水性

透水性と保水性

締固め時でも水はけ抜群。透水性、保水性、通気性に優れ、草木などの生長を促進させます。

燃えない

燃えない

ガラスが原料なので、無機鉱物性で耐火性です。薬品にも強いという特徴があります。

施工性(自由度が高い)

施工性(自由度が高い)

施工現場での自由度が高く、どんな歪曲な地形や埋設管があっても工事が可能です。軽量なので扱い易く、多少の降雨でも作業OK!

  • 非常に軽量である(3~4kN/m3)
  • 盛土材として取扱いやすく,通常の土工手順で施工できる。
  • 養生期間は必要ない。
  • ガラスびんのリサイクル材であり,有害物質の溶出もないので周辺環境に対する安全性が高い。
  • 鉱物性無機質であることから,化学的に安定しており,腐食がない。

軽量(比重のコントロールが出来る)

軽量(比重のコントロールが出来る)

スーパーソルは用途に応じた比重のコントロールができます。
添加材の配合、焼成条件を変えることにより、品質の異なる様々な製品に作り分けることが可能です。

規格絶乾比重吸水率特長用途
L10.25〜0.520%以上連続気泡
高い保水力
超軽量資材
造園・緑化:排水基板材・軽量土壌・土壌改良材
園芸:土の改良材・鉢底石
農業:土壌改良材・暗渠排水資材
L20.35〜0.520%未満独立気泡
高強度・低吸水
超軽量資材
土木:軽量盛土材・擁壁裏込材・軽量混合土・橋台背面盛土
緑化・農業:土壌改良材・排水材
畜産:水質浄化資材
L30.5〜1.010%以下独立気泡
ほとんど閉気孔
軽量資材
園芸:ハイドロカルチャー資材
水槽:ろ過資材
災害:応急道路段差修正材
L41.0〜1.65%以下独立気泡
水より重い
土木:耐震岸壁背面の裏込め資材、水辺の盛土材
養殖:ろ過資材
畜産:水質浄化資材

開発の経緯

「スーパーソル」製造技術は、(財)クリーン・ジャパン・センター(CJC)が、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から受託する「リサイクル技術等実用化支援研究(I)のうち、ガラスびんカレット利用拡大に関する実証試験(廃ガラスびん他用途技術に関する研究開発・実証試験)」に実施に関し、1997年2月に平成8年度通産省(当時)補正予算交付対象事業として、有限会社岸本国際技術研究所がCJCと「研究開発事業協力契約」を締結して開発されました。

その後、研究成果を基に株式会社トリムが製造装置を開発し、実用化に至りました。現在全国にプラントを導入し、リサイクルによる「地域活性」を展開中です。

成分表・データ