民間経営で展示を「開花」

 

 

神奈川県立大船フラワーセンター(神奈川県鎌倉市)が4月、改装開業する。

 

生花販売の日比谷花壇(東京・港)系などによる指定管理者性に管理を移行し、ネーミングライツ(命名権)も導入する。

 

シャクヤクのエリアを拡張するなどして強化した展示を売りに、これまでの県営では難しかった夜間、早朝イベントなども展開する方針だ。

 

 

 

指定管理者は、日比谷花壇系で造園などを手がける日比谷アメニス(東京・港)のほか、相鉄企業(横浜市)、鎌倉市公園協会(鎌倉市)などで構成する共同企業体。

県立公園施設の指定管理者制度は公益財団法人などが多い。

 

県は日比谷アメニスとネーミングライツの協定を結び、同センターは今後5年間「日比谷花壇大船フラワーセンター」の愛称を使えるようになる。

県は同社から得る年間100万円(税抜き)のパートナー料を同センターの広告や大規模補修などに役立てる。

 

同センターは年間の来園者数がここ数年約20万人で推移している。

夜間のライトアップや早朝の花を観賞する企画など「これまで労働時間の制約から実現できなかったイベントができるようになる」(県環境農政局)ことで、収益性と集客性の向上に期待が集まる。

 

同センターは建設から約50年がたち、老朽化対策などのため2017年7月から改修のため閉園していた。

 

4月からはセンターの売りであるシャクヤクやボタンのエリアを広げるほか、エレベーターの新設やスロープの拡張などのバリアフリー対策を施す。

 

入園料は20歳以上を360円から400円に値上げする一方で学生と20歳未満(高校生を除く)は250円から200円に値下げする。

 

 

 

日本経済新聞より

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