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2010年05月31日

フリーズドライ葬

無事に展示会を終えて沖縄

に戻ってきました。

やはり環境展と言う事もあっ

て色々な環境技術が展示さ

れていましたが、最近の流

行としては【バイオマス】など

エネルギーに関するものが

多い様な気がします。

何れにしても、こうした技術

の進歩が地球環境改善に繋

がっていくと思いますので、

更なる進歩を期待したいもの

です。

話は変わりますが、最近うち

のメンバー(リサイクル事業部)

で話をしていた時の事ですが

スウェーデンで開発された新し

い葬儀の方法が注目されて

いると言うのです。。。
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私も初めて聞いたのですが、

【フリーズドライ葬】と呼ばれて

いるもので、簡単に言うと遺体

を液体窒素で乾燥凍結させ、

火葬後の灰のように細かい粒

子にした後、水銀などの重金

属を取り除き、生分解性の容

器に入れて埋葬するというもの。

今までの方法の一つ【火葬】は

重油を使用する為、もちろん二

酸化炭素の発生があります。

それから【土葬】も広い土地を

必要とし、環境汚染にも繋がる

と言う事で、【フリーズドライ葬】

は究極の【エコ葬儀】として注

目されているそうです。

開発したのはスウェーデンの生

物学者Susanne Wiigh-Masak氏。

その方法とは死後1週間以内に、

遺体をマイナス18度で凍らせる。

その遺体をジャガイモやトウモロ

コシのでんぷんを主原料とする

棺に納め、マイナス196度の液体

窒素に浸して完全凍結させる。

と言うもので、インスタントコーヒー

やカップスープなど、フリーズドラ

イ食品を作る技術と同じだそう

です。
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試行錯誤に約10年を費やし、倫

理的な問題や法律上の課題もク

リアする必要があった 【フリーズ

ドライ葬】は、もうすでに来年から

スウェーデンと韓国で導入される

予定で、年間1500人分の埋葬

が行われる予定との事。

埋葬後の遺体は、土中で完全に

分解されるまでに数十年かかる

こともあるが、 墓地内の植物や

樹木に養分を与えることにもつな

がるという。

【エコ】も人の死関する事まで進

んでいる事に驚きです。。。