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2005年04月30日

リサイクル品の国際流通推進へ 3R閣僚会合が閉幕

ごみの抑制や減量での国際協力を模索するため、東京都内で開かれていた「3Rイニシアチブ閣僚会合」(議長・小池環境相)が30日、閉幕した。リサイクル品が国際的に流通しやすくなるよう、関税などの輸出障壁を低減することを柱とする議長総括を採択。7月に英国で開催される主要国首脳会議(G8サミット)で報告するほか、来春をめどに事務レベル会合を開くことも決めた。

会合には米国や中国、韓国など20カ国が参加。議長総括は「もったいない」の精神を強調し、「リデュース(発生抑制)」「リユース(再使用)」「リサイクル(再生利用)」の3R推進を確認した。リサイクル品などが国境を越えて流通することが資源の有効利用につながるとし、高い税率や非関税障壁を減らすことも盛り込んだ。途上国におけるリサイクルや廃棄物処理施設の必要性も指摘した。
一方、オブザーバー参加した環境NGO(非政府組織)2団体は記者会見し、「流通障壁を減らせば、ごみ同然の中古品や有害物質が途上国に押しつけられて環境破壊を招く」と批判。ごみを出す側の責任を明確化するよう訴えた。


朝日新聞より

投稿者 Melody : 2005年04月30日 12:24