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2005年05月09日

【経産省】「国境越えリサイクルを」まず中国と資源取引

経済産業省は、東アジア全域を対象とした資源リサイクルの仕組み作りに乗り出す。有害物質を含む廃棄物の不正輸出が後を絶たないため、全地球測位システム(GPS)を使った廃棄物の追跡システムを導入し、確実にリサイクルできるようにする。


手始めに中国に対しパソコンやコピー機のスクラップや中古部品の流通に関する二国間協力を呼びかけ、年内の運用開始を目指す。

廃プラスチックなどリサイクル資源の需要は国際的に高まっている。また、国内では有効活用できず、水銀などリサイクルに高度な技術が必要で途上国での処理が難しい資源もある。途上国への有害廃棄物輸出を禁じるバーゼル条約など、国境を越えたリサイクル資源の移動には障壁も多い。経産省は政府が監視を強めてリサイクル資源のスムーズな移動を図り、アジア全体で効率的な資源循環を目指す。

第一陣となる日中協力は、中国に生産拠点が集積するパソコンやコピー機について、日本国内で出た再使用可能な部品などを中国に輸出し、逆に水銀や鉛などを含む部分を日本に輸入する。最大の課題は安全の確保。リサイクルを隠れみのにした不適正な廃棄物の輸出入は跡を絶たず、中国は昨年、日本から輸出された廃プラスチックに生活ゴミなどが混じっていたことから、日本からの廃プら輸入を前面禁止している。


朝日新聞より

投稿者 Melody : 2005年05月09日 12:22