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2005年08月28日

沖縄県内2社が「エコアクション21」に認証登録

廃ガラスから農業資材『スーパーソル』をつくっているトリム(那覇市)と環境ビジネスに関するコンサルタント業務を行うきらら総合企画(うるま市)の石川支所の両事業所は、環境省のガイドラインに基づく事業者のための認証・登録制度「エコアクション21」に認証・登録した。過去に県内の大手ホテルが参加登録したが、認証による登録は県内から初めて。8月15日付で登録された。


エコアクションは、環境マネジメントシステムISO14001をベースにした中小企業でも取り組みやすい環境経営システム。今回、両事業所を審査した環境カウンセラーの田辺裕正氏によると、取得経費はISOに比べ十分の一程度で済むが、環境活動リポートの作成と公表が必要で「より結果が重視される」という。
トリムはスーパーソル一立方メートルを製造する過程で、使用する水を2004年度は対前年度比で27%削減、排出する二酸化炭素を同じく対前年度比で35%削減、ガラス以外のプラスチックなど廃棄物を32%削減した。
きらら・石川支所は事務所の電気使用や自動車などで排出される二酸化炭素を社員1人当たりで38%削減した。ことし1~3月の3カ月間を昨年10~12月の期間と比較した。
今回の登録にトリムの坪井巖事業本部長は「認証・登録が目的ではない。毎年、リポートを作成することで社員全体で環境に対する意識づけをしていきたい」と意義を強調した。きららの玉栄社長は「環境ビジネスにかかわるコンサルティングとして事務所単位で実践することで、中小企業の皆さんにも普及させていきたい」と話した。
沖縄でただ一人のエコアクション21審査人の田辺氏は「認証登録機関を沖縄にもつくり、観光立県沖縄の環境負荷を減らす取り組みを進めたい」と述べた。

琉球新報より

投稿者 Melody : 2005年08月28日 18:06