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2005年10月08日

「エコ経路」を検索(ヴァル研究所)

出張や旅行に出かける際、目的地までの最適な経路を探すのに重宝する路線検索ソフト。
これまで運賃や所要時間だけで経路を比較していたが、二酸化炭素排出量まで自動計算してくれる新バージョンが登場した。
ソフト開発販売のヴァル研究所は、路線検索ソフト「駅すぱあと」に新たに二酸化炭素排出量でも検索できる機能を標準搭載し、5日に販売を開始した。


例えば品川-大阪間の場合。
二酸化炭素排出量は新幹線利用だと約9.8kgなのが、航空機では約59.4kg。自動車だと95kgに上る。自動車と新幹線の排出量の差は85kgに達するのが一目瞭然だ。
さらに画面上をクリックすると、東京-大阪間を例にとり、鉄道と自動車の排出量の差が杉の木の年間二酸化炭素吸収量で見ると6本分にあたると例示する。
「テレビをつける時間を1時間減らす(年約13kg)」など普段の生活での省エネ相当分も表示するので、身近な例で公共交通機関を使うメリットを実感できる。
12月からはHP上の路線検索にも二酸化炭素量の表示機能を追加する予定だという。
家庭から出る二酸化炭素のうち、自家用車かの排出割合は約3割と意外に多い。エコソフトをフル活用し、快適な外出を楽しみたいものだ。

日本経済新聞より

投稿者 Melody : 2005年10月08日 17:30