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2005年11月26日

充電式電池の効用(三洋電機)

繰り返し数回使える充電式電池は、使いきりタイプに比べてごみを大幅に減らすことできる。大いに利用が増えてほしいものだ。
ところが充電式のシェアは、使いきりタイプに比べてまだまだ少ないのが実情。
現在1年に廃棄される使い切りで廃棄される使い切り電池は約7万㌧。
処理コストがかさむためリサイクルに回される量も限られているようだ。
これまでに充電式ニッケル水素電池は放電量が多く、放っておくだけで残量が減ることなどから敬遠されがちだったが、最近は大幅に改良されている。この機会に一度試してみてはいかがだろうか。


例えば三洋電機が14日に発売した単三型の「エネループ」。
電極部分の材料を全面的に見直すことで放電ロスを1年間で約15%に抑え、電圧も低下しにくいという。
従来型は1年放置すると大部分が放電してしまうというから、飛躍的な進歩だ。
緊急時に使う懐中電灯などにも安心して使える。
さらに充電可能回数も約1,000回で、これまでより大幅に増えた。
価格は2個入りで1,155円。
来年一月下旬には単四タイプも発売する予定だ。
電池の製造時にかかるエネルギーなどの環境負荷は使い切りタイプとほぼ同じ。
とはいえ1,000回存分に使って寿命を迎えたら、販売店などでリサイクルにも回せる。
エネルギーの循環を意味するこのエネループ。家庭内で気軽に利用できる環境に優しいリターナブル電池をいえそうだ。

日本経済新聞(夕刊より)

投稿者 Melody : 2005年11月26日 17:24