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2005年12月21日

芋焼酎かす 再生利用を拡大(霧島酒造)

霧島酒造は芋焼酎の生産工程で発生する芋の繊維などの焼酎粕のリサイクルを拡大する。
粕をメタン発酵させ、飼料などにリサイクルするプラントを増設する。
芋焼酎の需要が増え、粕の発生量が増えていることに対応する。


本社工場に新設するプラントは鹿島が受注し、着工した。
芋の繊維や皮などの焼酎粕をメタン発酵させメタンガスを回収する。
志比田工場の既存プラントと違い、粕をメタン発酵させる前に芋の繊維などを取り除く必要がない。
回収するメタンガスは熱量換算で焼酎粕1㌧当たり20万㌔㌍と回収量は既存プラントの2倍。粕の処理能力は1日400㌧。
回収したメタンガスは、既存プラントでメタン発酵前に貸すから取り除いた芋の繊維・皮などの乾燥に使う。繊維や皮は乾燥後飼料に加工する。
霧島の既存プラントは現在、他の焼酎メーカーなどと共同利用している。
同社の粕発生量は1日300㌧だが、うち50㌧近くは処理しきれないため、他社にリサイクルを委託している。
芋焼酎の販売の伸びで来年の粕発生量は同500㌧と約7割増える見込み。
プラントの増設で、霧島は自社で粕をリサイクルする能力を3倍弱に拡充する。

日経産業新聞より

投稿者 Melody : 2005年12月21日 17:21