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2006年01月12日

【日置川町、すさみ町】一般廃棄物埋め立て量500㌧減る

紀南地方で昨年度、一般廃棄物をそのまま埋め立てた最終処分量が、前年度から約500㌧(6.3%)減ったことが分かった。
日置川、すさみ両町でリサイクル品目数が増えたことが大きな要因とみられる。本年度も、みなべ町などでごみ処理が有料化されたことなどから、さらに減ることが期待されている。
日置川町とすさみ町は2004年1月、家庭から出るごみの分別品目数を「可燃物」「不燃物」の2分別から8分別に引き上げた。それまで埋め立てていた缶や瓶、プラスチックなどを分別しリサイクルに回すようになった。


紀南環境整備公社などの調べによると、両町が2004年度に埋め立て処分した一般廃棄物は、日置川が2003年度より73%少ない226㌧、すさみが54%少ない75㌧と大幅に減った。
また、焼却処分した廃棄物もそれぞれ、日置川が2003年度より30%少ない1,019㌧、すさみが16%少ない1,688㌧と減った。そのため、埋め立てに回る燃えかすも、それぞれ2003年度より41%少ない210㌧、22%少ない207㌧に減った。
3月に白浜町と合併する日置川町は、4月からさらに20分別に細分化するため、ごみ減量が一層進むと予想される。
木村良樹知事は2008年までに、一般廃棄物の最終処分量を県全体で42%削減するとマニフェストに掲げ、廃棄物の減量を進めている。
紀南地域では、県と市町村、産業界が出資して公社をつくり、一般廃棄物と産業廃棄物を中間処理したかすを埋め立てる処分場の建設を進めている。

紀伊民報より

投稿者 Melody : 2006年01月12日 13:08