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2006年07月15日

【神戸市】「キッズISO」に挑戦 5校の児童取り組み

子どものときから環境に配慮した生活習慣を身につけようと、神戸市東灘区の渦が森小と六甲アイランド小で14日、環境教育プログラム「キッズISO(入門編)」が始まった。
市環境局が呼びかけ、本年度は試験的に5小学校で実施。子どもたちは夏休みを利用し、「省エネ作戦」を立てて家庭の電気やガス、水道、ごみの削減に挑戦する。

キッズISOは、地球環境を守るための国際規格「ISO14000」を反映した教育プログラム。
入門-上級編の4段階に分かれ、取り組みに応じて国際認定を受けることができる。


同市の一人一日あたりのごみ処理量は1,466㌘(2003年度)で、政令市でも上位という。
市は2015年までに一般廃棄物処理量を25%削減する目標を設定。
“エコ市民”の養成は欠かせないといい、県内初のキッズISOを導入した。

入門編では電気や水道などの使用量を8日間調べた後、家族と相談して「作戦」を立て、次の8日間で実施。前後の差を調べる。
児童は削減結果を記録したワークブックを休み明けに提出し、専門家に評価してもらう。

渦が森小では5年生128人が参加。環境局職員から地球温暖化による水や食料不足の危機を学んだ小松愛実さん(10)は、「温暖化で困るのも、地球を壊しているのも自分たちなんだと分かった」。辻尚也君(10)は「ごみの分別や、こまめに電気を消すなど、やれることをちゃんとやりたい」と張り切っていた。
市は来年度以降、実施校を増やしていくという。

神戸新聞より

投稿者 Melody : 2006年07月15日 10:31