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2006年12月14日

グリーン熱ストーブ(備前グリーンエネルギー)

自然エネルギー機器の設置を手がける「備前グリーンエネルギー」(備前市吉永町吉永中)が今冬、薪(まき)やペレットを燃料とした「グリーン熱ストーブ」の供給を本格的に始めた。

化石燃料に代わり、森林由来のエネルギー利用がどこまで広がるか注目される。

備前市が環境省の2005年度「環境と経済の好循環のまちモデル事業」(平成のまほろば事業)の対象モデル地域に選定されたことを受け、同社は昨年12月、事業のハード面を担うため設立された。
「グリーン熱ストーブ」のほか、屋根などに集熱器を設置して太陽熱を利用する「太陽熱温水システム」なども供給している。

樹木は光合成によって二酸化酸素を吸収しながら成長するため、燃焼しても大気中の二酸化炭素が増加しない「カーボンニュートラル」の性質を持ち、地球温暖化防止など環境保全への効果が高いとされる。

供給するストーブはスイス製の薪ストーブ2種類と、ドイツ製、国産のペレットストーブの計4種類で、それぞれ蓄熱性やデザイン性の高さが特長。清掃や消耗品交換などメンテナンス料を含むリース方式を取っているため、初期費用が不要で維持管理の手間がかからないのが利点だ。
これまでに同市役所など2カ所に設置。市内の事業所や個人宅などからの設置依頼も相次ぎ、同省に5件の設置を申請中という。

リース料は薪ストーブが月約1万円から。ペレットストーブは同約7,000円から。
事業の対象地域が同市のため、市外の顧客はリース料が月3,000円程度上乗せされるが、同社バイオマスチーフの井筒耕平さん(31)は「1、2 年のうちに実績を上げ、市外への設置も進めていきたい」と意気込んでいる。

毎日新聞より

投稿者 trim : 2006年12月14日 17:15