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2007年02月07日

自然楽しめる街に(普天間跡地フォーラム)

普天間飛行場跡地で夢のある街づくりを話し合う第3回県民フォーラム「沖縄の未来をひらく環境づくり―普天間飛行場跡地利用計画の策定に向けて」(主催・沖縄県、宜野湾市、都市みらい推進機構)が6日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開かれた。

パネル討議は堤純一郎琉球大教授をコーディネーターに4氏が登壇。
大規模公園を核として、歩いて楽しい、環境にやさしい街づくりを論議した。

基調講演した吉村元男鳥取環境大教授は、大阪万博跡地の3分の1の100㌶を森として設計した経験から、普天間を大気や水を浄化する「都市の肺」に、さらに廃油の資源化や自然エネルギー利用により自らエネルギーをつくる「沖縄の心臓」とすることを主張した。

パネル討議では堤氏が普天間跡地480㌶の利用イメージとして、廃棄物処理と廃熱利用、発電などを行う産業施設20㌶を中心に、住宅地250㌶、大規模公園100㌶などで構築する街づくりを提起。
古我知浩沖縄リサイクル運動市民の会代表は「歩いて生活のすべてが収まり、昆虫や水生生物など身近な自然を楽しめる街を」と訴えた。

後藤和夫国営沖縄記念公園事務所長は、海外からの年間観光客数がわずか11万人だとして「アジアを意識した観光政策を取るべきだ」と述べた。
都市計画に携わるMUI景画の山口洋子氏は宜野湾市民1人当たりの公園緑地面積は3.5平方㍍が全国平均の3分の1という低水準を例に挙げ、基地の外周を緑化し「鉄条網による鉄の輪から緑の輪をつくろう」と提案した。

琉球新報より

投稿者 trim : 2007年02月07日 16:47