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2007年07月17日

野外フェス7時間超熱唱(Mr. Children)

Mr. Children桜井和寿(37)と音楽プロデューサー小林武史(48)が設立した環境保護組織「ap bank」主催の野外フェスティバル「ap bank fes’07」が16日、静岡県掛川市の多目的施設「つま恋」で行われた。

本来は3日間公演の最終日の予定だったが、台風4号の接近で14、15日のライブが中止。
2日間の消化不良を晴らすように、ミスチルやコブクロら16組が競演し、3日分の音楽を通して環境改善を訴えた。

あいにくの曇り空でもうれしかった。
公演期間中で初めて雨が上がったステージに登場した桜井は「サンキュー。晴天じゃないけれど、台風は行ったよ。今日は初日で最終日。最高の1日にしよう」と満面の笑みで呼び掛けた。
そして、今公演のために制作した楽曲「よくきたね」を披露。
「危うくお蔵入りするところだった…」と苦笑いしながら「よくきたね 大変だったろう」と歌い、客席に頭を下げた。

3回目の開催となる今年はミスチル、コブクロや絢香、シークレットゲストの氷室京介ら16組が競演した。桜井は企画バンド「Bank Band」の一員としても、7時間を超すステージに出ずっぱり。
出演者の歌唱パートの一部を桜井が担当し、ハーモニーを奏でる、通常ではあり得ないライブで盛り上げた。

台風4号の影響で2005年の開催以来初めて、公演中止となった。
一時は全面中止も覚悟したが、天候は回復した。
会場設営のやり直しも含めた準備を進め、最終日の開催にこぎ着けた。
1、2日目に登場予定だったレミオロメンの藤巻亮太ら4組が最終日にスライド出演するサプライズが実現した。

「ap bank」は自然エネルギーや農業分野に融資することで環境改善を目指してきた。
小林や桜井、坂本龍一らを中心にした融資額は2006年12月末現在で1億4,831万円となっている。ライブの収益金の一部を同組織を通じて融資する計画だったが、2日間の中止で支障が出る状況になった。

17日から1枚9,000円のチケット払い戻しが始まる。
各日2万7,000枚が売れており、払戻額は4億8,600万円になる。
中止になった場合の興行保険にも加入しているが、大幅な収入減は避けられない。
それでも、最終日の開催を喜ぶ小林は「14、15日が中止で来られなかった方には、いつか借りを返させていただきたい」と来年以降の開催を示唆した。

理想を訴える大規模なイベントは時に、リスクを背負う。
それでも、叫び続けることが桜井ら参加メンバーの地球に対するやさしさだった。

日刊スポーツより

投稿者 trim : 2007年07月17日 13:48