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2007年11月03日

【高山市】巨木、全国3位の565本

環境省が「地上1.3㍍の位置で幹回り3㍍以上」と規定している「巨木」を岐阜県高山市内で調査しているNPO法人「ひだ位山ふるさと学校」(岩畑正義理事長)が、市内で565本(10月16日現在)の巨木を確認し、市町村内の本数が東京都奥多摩町、同御蔵島村に次いで全国で3番目に多いことが分かった。

同市奥飛騨温泉郷では、幹回り4.72㍍もある日本一の巨大トウヒ(マツ科)を発見した。

同市一之宮町で10日に開かれる「第20回巨木を語ろう全国フォーラム飛騨高山大会」で報告する。
「ふるさと学校」は、全国フォーラムが高山市で開かれるのをきっかけに、今年9月末から市の地域振興補助事業の一環として巨木調査を開始した。

市内の全町内会や、森林・自然保護活動などに携わっている人たちに情報提供を呼びかけるとともに、2~4人グループに分かれて現地を調査。
地元民や飛騨森林管理署の協力で登山道や林道など、山奥深く詳しく調べ、565本を確認した。
写真や寸法、樹齢、所在地、巨木にまつわる伝説なども記録に収めた。

調査は今月末まで続けるという。
メンバーの中島照雅さん(41)は「集計が終わっていない分を合わせれば、全国2位の巨木市になることは間違いない」と話している。

同フォーラムは、樹齢2000年の「宮の大イチイ」をはじめ、わが国最古級といわれるミズナラ、ヒメコマツなどの原生林や巨木が群生することで知られる一之宮町が会場。
中島さんは「大勢の人たちに参加してもらい、日本有数の巨木市への理解を深めてほしい」と話している。

毎日新聞より

投稿者 trim : 2007年11月03日 13:59