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2007年11月09日

環境装置 受注額は3.9%減

日本産業機械工業会が8日に発表した2007年度上半期(4~9月)の環境装置受注額は、前年同期比3.9%減の2,673億9,300万円となった。

上半期では2004年から4期連続のマイナス。
輸出が増加し、官公需もほぼ前年並みだったものの、民需が製造業、非製造業ともに落ち込んだのが影響した。

民需は同25.9%減の701億2,400万円。
製造業では石油石炭向け重・軽油脱硫装置、化学向け事業系廃棄物処理装置、鉄鋼向け集じん装置が減った。
非製造業では電力向けの下水処理装置、事業系廃棄物処理装置などが大幅に減少した。

官公需は同比1.0%減の1,854億8,200万円。
大気汚染防止装置とゴミ処理装置の受注額が前年同期を上回ったものの、水質汚濁防止装置、特に汚泥処理装置が大幅に下回った。
水処理関連事業をやめた企業が出ているのも影響しているようだ。

輸出はすべての装置が前年同期実績を上回り、117億8,700万円となった。

特に排煙脱硫装置、都市ゴミ処理装置などが増えた。

2007年9月の受注額は649億6,300万円で、前年同月比0.4%の微減。
輸出は増加したが、民需が同35.1%減、官公需も9.3%減で、3ヶ月連続のマイナスになった。

日経産業新聞より

投稿者 trim : 2007年11月09日 13:10