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2007年11月23日

【愛知県】自然の力で3割省エネ 地球市民交流センター

愛・地球博記念公園(長久手町)内につくる地球市民交流センターの基本設計がまとまり、愛知県が22日、発表した。

太陽光や地中熱などの自然エネルギーを多用しているのが特徴で、通常の化石燃料を用いる場合と比べて3割の省エネ。
さまざまな環境技術を用い、環境と交流をテーマに、愛知万博の理念と成果を発展させる拠点を目指す。

同センターは公園の北入口に隣接し、地球市民センター本体(鉄筋コンクリート平屋延べ約6,900平方㍍)と体育館(鉄骨平屋延べ約2,100平方㍍)で構成。

本体は屋内の広場の周辺に部屋を配置し、丘陵地形に合わせたなだらかな曲線の大屋根で覆った半屋外空間で、交流、スポーツ、管理の3つのエリアで構成。
屋外では「食の広場」としてバーベキューなどが楽しめるようにする。

施設で利用するエネルギーの一部は太陽光や風力発電を利用するほか、体育館の天井を開口して自然の換気を取り入れる。
地中に通した管に外気をくぐらせ、冷えた空気を空調に利用する「クールチューブ」や、暖房には間伐材を使った木片のバイオペレットを燃料とする暖炉を利用。
屋上や壁面は植物を植えて緑化する。

県公園緑地課は「施設自体が自然エネルギーを使う見本にしたい」と話す。

建設費用は約40億円。
来年10月の着工、2010年夏の供用開始を目指す。

中日新聞より

投稿者 trim : 2007年11月23日 16:35