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2007年11月14日

五感使いエコ体験 親子教室開催(仙台市立岩切小学校)

PTAと地球温暖化問題に詳しい環境団体などが協力し、自然保護の大切さを訴える「親子かんきょうエコチャレンジ教室」が17日、仙台市宮城野区の岩切小で開かれる。

屋台村のようにブースを並べて子どもたちにさまざまな体験をさせる。
同小PTAは「親子で一緒に楽しみながら、環境問題を五感でとらえてもらいたい」と参加を呼び掛けている。

「つながる命を考えよう」と題して仙台市内のNPO法人などが「空」や「水」、「いきもの」など7つのテーマで体育館にブースを設ける。
パネルや紙芝居、実験道具を使い、環境破壊が続く地球の現状を分かりやすく紹介する。

「空」を担当するNPO法人「みやぎ環境カウンセラー協会」(泉区)は、二酸化炭素を充満させた容器に光を当てて空気の暖まりやすさを示してみせ、排出削減を訴える。

「いきもの」担当の市八木山動物公園(太白区)はホッキョクグマのはく製を置き、北極の氷の溶解と生物の生活圏とのかかわりについて考えてもらう。
このほか、地域を流れる七北田川の水生動物を紹介するコーナーや、再生紙リサイクルの仕組みを教える一角も設ける。

同小PTAは、牛乳パックを使ったはがきの作り方を教えたり、豚汁をふるまったりしてイベントを盛り上げる。
企画は、同小PTAが「屋台村のように環境団体が一堂に会したエコ教室を開けないか」と、みやぎ環境カウンセラー協会に打診したのがきっかけ。
同協会が親交のある複数の環境団体と交渉して実現の運びとなった。

同小PTAの長田めぐみ会長(43)は「地球環境問題が騒がれる一方で、実感できる機会はあまりない。身近に感じてもらいたい」と語る。
みやぎ環境カウンセラー協会の菅谷匡理事長(73)は「PTAとNPOが連携する企画は画期的だ。今後は仙台市全体の学校にも広げていきたい」と話している。

河北新報社より

投稿者 trim : 2007年11月14日 17:18