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2008年03月17日

【経済産業省】2050年までにCO2の排出半減を

経済産業省は気候変動問題に対する日本の新戦略「美しい星50(クールアース50)」を実現するため、同省大臣の下に有識者会議を設置して検討してきた「Cool Earth―エネルギー革新技術計画」の概要と、それに伴う技術開発のロードマップをまとめ発表した。

CO2の大幅な削減が期待できる21の技術を選定。
2050年を目標時期に定め、国内に留まらず世界的なCO2削減に寄与する技術革新を進める方針を明らかにしている。

「新たな原理の活用や既存材料の新活用を含めた材料の革新」では、太陽電池の新材料や白金代替の触媒を用いた燃料電池などを明示しているほか、「要素技術が確立した技術をシステム」としてCO2の回収・貯留技術の実証、「エネルギー供給の発電や送電に関する技術」では、世界に先駆けて取り組みを進めてきた高効率石炭火力発電の一層の効率化を掲げている。

策定したロードマップによると、新たな太陽電池技術を用いた場合、2020年における太陽光発電の発電コストを㌔㍗時当たり14円、2030年には火力発電並みの7円までコストダウンするとしている。

クールアース50は、2007年6月、ドイツ・ハイリゲンダムで開催された主要国(G8)首脳会議で、当時の安倍首相が「世界全体の温室効果ガス排出量を2050年までに半減する」という長期目標などを示したもの。

循環経済新聞より

投稿者 trim : 2008年03月17日 16:18