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2008年05月01日

ゾウのふん堆肥化で野菜栽培(八木山動物公園)

仙台市八木山動物公園は、園のアフリカゾウ3頭のふんを堆肥(たいひ)にし、餌の野菜を栽培する取り組みを始める。

ふんの処理費を抑え、飼料代も浮かす試みで、動物園型の循環モデルを目指す。

2日には、市八木山小の5年生約90人と一緒に堆肥化の作業をする。
約30㌔のふんを処理機で肥料にして園内の花壇に入れ、児童が約100本のニンジンの種をまく。
7月に収穫し、ゾウの餌にするほか、児童がカレーにして食べる。

園では動物のふんが1日約1㌧出る。
そのうちゾウのふんは3頭のアフリカゾウを含めて計約500㌔あり、全体の半分を占める。
ふんはごみとして焼却処分され、処理費は1㌧1万円に上る。

ゾウは草食で、ふんが牛と似ていて、堆肥に向いている。
園は処理費の抑制と餌代の節約を兼ねる取り組みとして2007年度に堆肥化の検討を始め、実現にこぎつけた。

園は「ふんを有効活用する動物園ならではの循環モデルを築きたい。
活動に子どもたちの参加を促し、動物の生態や環境を考えてもらう機会にしたい」と話している。

河北新報より

投稿者 trim : 2008年05月01日 16:18