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2008年11月20日

コーヒーかす カイロに

コカ・コーラグループと白元(東京・台東)は19日、缶コーヒー製造後のかすを再利用する共同プロジェクトを始めたと発表した。

コーヒーかすを活性炭に加工して、使い捨てカイロ原材料として利用する。

コカ・コーラグループにとって環境負荷の低減につながる見通しだ。


コカ・コーラグループの多摩工場(東京都東久留米市)、埼玉工場(埼玉県吉見町)、茨城工場(茨城県土浦市)で缶コーヒー「ジョージア」製造時に排出するコーヒーかすを再利用する。

活性炭製造事業者にコーヒーかすを売却し、加工してできる活性炭を白元が原材料として購入する。
活性炭は使い捨てカイロの主原料である鉄粉の発熱を促進する効果がある。
白元は活性炭を2009年1月下旬以降、コーヒーかす由来のものにすべて切り替える。

コカ・コーラグループの3工場で年間に出るコーヒーかすの量は1万㌧。
その一部が活性炭に回ることになる。

コカ・コーラグループの工場廃棄物の約8割はコーヒーかす・茶かすで占めるという。
コーヒーかすはこれまで堆肥(たいひ)などとして利用されていた。
今後、茶かすの有効利用方法も開発したい考えだ。

白元の使い捨てカイロは2007年秋冬シーズンに5億5,000万枚を発売した。


日経産業新聞より

投稿者 trim : 2008年11月20日 15:10