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2008年12月11日

「コルディリェーラの棚田群」

東京電力は10日、1995年にユネスコの世界遺産に登録されたフィリピンの「コルディリェーラの棚田群」の環境保全に協力すると発表した。

同社が設計から建設までを手がけたフィリピンの水力発電所から生まれる収益すべてを、同棚田群の景観保全活動資金として提供する。

東電が進めるCSR(企業の社会的責任)活動の一環となる。

フィリピンのルソン島北部の山岳傾斜に広がるコルディリェーラ棚田群は、2000年の歴史を誇り、その壮大な景観から世界遺産に登録されている。

ただ、棚田維持のための技術力の低下から荒廃が進んでおり、2001年には「危機にさらされる世界遺産リスク」に登録されるなど、環境保全が必至の状況になっていた。

こうした中、環境保全活動を内外で展開する東電は、同棚田の景観維持への貢献策を模索。
フィリピンで出力200㌔㍗の水力発電所の建設協力を進めていたため、自然エネルギーを使う同発電所から得られる収益を、環境保全に役立てることにした。


フジサンケイ ビジネスアイより

投稿者 trim : 2008年12月11日 13:49