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2009年01月22日

ビオトープ管理士

アサヒビール茨城工場=茨城県守谷市緑、松延章工場長(60)=で、難関といわれているビオトープ管理士試験に社員5人が合格した。

同社は、敷地内にビ オトープ(生物生息空間)を作って、自然再生を実践している。
今回の資格は合格率約30%という狭き門だが、昨年の試験に挑戦した事業所や大学といった組織で半数の合格を勝ち取ったのは最高という。

同工場では、4年前から敷地内にある池を中心にビオトープを作り、ホタルやカブトムシの育成を通じて自然環境活動を行っている。

この活動をさらに進めようと、昨年4月から松延工場長と社員9人が参加して、ビオトープ管理士の資格をとるための勉強会を始めた。

昨年9月の資格試験は、この10人を含めて全国から1,699人が受験。
10人は、
▽生態学
▽ビオトープ概論
▽環境関連法規
▽計画管理
――の4学科を受験。
これに論文が加わる。
学科はすべて6割以上の正解がないと合格しないという難関。

昨年12月下旬の結果発表では504人が合格し、同社では松延工場長と、河合順さん(41)▽久保章弘さん(35)▽椋本洋司さん(34)―の4人が2回目の挑戦で合格。
国武一徳さん(45)は1回目で見事合格した。
5人は「2級ビオトープ計画管理士」の資格で今後、指導的な立場で活動行っていくという。

最年長の松延工場長は「リベンジを果たしたいという思いと、還暦の記念に受験した」とうれしそうに話し、今後は「市内の小中学校とタイアップして(自然環境に関する)何かをやっていきたい」と話している。

同工場では、「何らかの資格を取得しよう」と、社員1人1人がさまざまな勉強をしており、今では社員270人のほとんどが衛生管理士や電気工事士、公害防止管理士といった資格を取得しているが、ビオトープ管理士の資格は今回が初めてという。


産経新聞より

投稿者 trim : 2009年01月22日 10:13