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2009年03月28日

マグロ船も「クールビズ」

マグロの凍結温度をセ氏マイナス40度に――。

独立行政法人・水産総合研究センターは遠洋マグロの凍結温度を引き上げる実験を試みた。

現在はマイナス50度から同60度までの超低温で船上凍結し、保管するのが常識になっている。

マイナス40度程度でも長期間の品質維持は可能で、専門家の研究でもそれ以上冷やすことに科学的な根拠は乏しいという。

操業を終えて26日に神奈川県三浦市の三崎港に入港した同センター所属船の開発丸が実施した。

メバチマグロなど積荷の一部をマイナス40度で保管。
28日から4月上旬まで三崎市場で入札販売する。
26日のサンプルの販売では超低温凍結マグロよりやや安値をつけた。

常識の壁の厚さを思わせたが、同センターは「地球環境にも優しい凍結マグロを普及させたい」としている。


日本経済新聞より

投稿者 trim : 2009年03月28日 17:17