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2009年04月17日

手作り水車で水力発電

先月、通水が再開した京都市上京区の堀川で、地元の住民が水車を使った水力発電に取り組んでいる。

子どもたちが環境を学ぶ場として手作りの水車を設置し、勢いよく回る姿が散歩する人たちを引きつけている。

「堀川と堀川通りを美しくする会」の部会「堀川手づくり水車の会」などが、地球にやさしい水力発電を通じて環境の大切さを学んだり、夜間の照明灯の電力を確保することなどを狙って設置した。


完成した水車は、直径約1.8㍍。
手作りの水車造りに取り組む、京都府宇治市槙島町の電気工事業、谷口悟朗さん(65)が製作した。
水車を回す水路に北山杉を使うほかは、発電機に古くなった自動車の部品を使うなど廃棄される物を中心に使っている。

最大で約100ボルト、110㍗を発電できる。
現在は水量が少ないため、8㍗の電球型蛍光灯や、20㍗の街灯2基を設置して耐久性などを実験している。

「堀川手づくり水車の会」の吉川哲雄会長(71)は「夢は堀川沿いの全線で足元灯をともすこと。難しいかもしれないが、子どもたちと一緒に発電機作りなどをしながら、地域で環境を考えるきっかけにしていきたい」と話していた。


京都新聞より

投稿者 trim : 2009年04月17日 11:35