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2009年04月29日

大型屋上庭園

アトレ恵比寿(渋谷区恵比寿南1)8階に4月29日、ウッドデッキや芝生、貸し菜園などが広がる大型屋上庭園「ebisu green garden(エビスグリーンガーデン)」がオープンした。

総面積約2,100平方メートルの庭園内に植えられた植物は、庭の「シンボル」となる中央のオリーブの木をはじめ、ハーブ、野菜類など約115種類。

ウッドデッキのベンチや芝生広場など座ってくつろげる場も多く、近隣住民や恵比寿周辺のオフィスに務めるビジネスマン、OLらの「憩いの場」になりそうだ。

今秋をめどに導入する貸し菜園「soradofarm(ソラドファーム)」では、個人や法人に特定の区画を貸し出し、ハーブや野菜・果物などの栽培、管理、収穫の場を提供。
スクールやイベントで使う8区画を含め、全36区画(個人=25区画、法人=3区画)を開放する。

貸し菜園には、植物の管理や庭園を紹介する「ガーデンスタッフ」が常駐。
菜園屋上緑化や土壌改良事業などを手掛ける東邦レオ(大阪市中央区)のスタッフが庭園管理を請け負う。
庭園を彩るのは、茶やポプリなどにもなる20種以上のハーブをはじめ、野菜や果物など収穫後すぐに食べられる「エディブル」植物など。

菜園はいずれも有料で、賃料は個人向けで7,000円前後を予定。
菜園道具のレンタルや定期的なメンテナンスなども管理費に含まれるという。
秋の始動に向け、6月上旬から第1期募集を開始。具体的な利用方法やレンタル料などは今後専用ホームページなどで順次公開していく。

公共スペースでもハーブや低木類を育て、希望があればハーブをは摘んで持ち帰ることもできるという。
屋上緑化でヒートアイランド現象軽減を目指すほか、ウッドデッキは100%リサイクル素材を使用するなど随所で環境に配慮した。

アトレ恵比寿はこれまでも日中から夕方にかけて近隣住民らに屋上空間を開放してきたが、このほど東京都から「既存建築物屋上緑化モデル事業」の認定を受け大規模改装に着手。
JR東日本は2004年以降、各直営施設で屋上緑化を導入し、恵比寿は23施設目。
合計緑化面積は8千平方メートルを超えた。

開園時間は10時~19時(11月~3月は17時まで)。
雨天・荒天時とアトレ恵比寿休館日は閉鎖。


シブヤ経済新聞より

投稿者 trim : 2009年04月29日 13:31