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2009年05月17日

校庭芝生化の効果

子どもたちがはだしで校庭を走れる環境を――。

学校の芝生化を推進する「はだしの庭 グリーンカーペットプロジェクト講演会」が16日、神奈川県平塚市東八幡三丁目の市立八幡小学校で開かれた。

平塚商工会議所青年部(平塚YEG)の主催。
約130人が参加し、芝生化がもたらす効果について情報を共有し合った。

平塚YEGは、発足20周年を記念する地域貢献事業として、もともと校庭の一部に芝生がある八幡小と協力し、芝生の拡張を進めている。

4月末には児童らが苗づくりをし、6月末に約3,000平方㍍に12,000株を植え込み、9月に”緑の校庭”を完成させる予定だ。

この日は、校庭芝生化の普及が始まったばかりの国内で実績を上げているNPO法人(特定非営利活動法人)「グリーンスポーツ鳥取」のニール・スミス代表が講演。

ニールさんは日本の小学生の基礎体力が右肩下がりになっているのは芝生化の遅れが根本原因と指摘。
日本の学校は周囲には緑があるのに子供が遊ぶ校庭だけが、けがをしやすい土になっている。本当は子供の運動離れではなく、気持ちよく運動できる場所を大人たちが提供していないだけだ」と改善を訴えた。

スミスさんによると、実際に芝生化した学校では、校庭で元気に遊ぶ子供たちであふれ、徒競走の記録が飛躍的に伸び、風邪も引きづらくなるなど体力の向上につながっているという。

平塚YEGでは「今回の運動をモデルケースとして、平塚全域や他地域にも芝生化が広がっていけば」と話している。


カナロコより

投稿者 trim : 2009年05月17日 20:47