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2009年06月24日

地域ぐるみで廃食油回収へ

三重県松阪市駅部田町の金剛自治会が近く、使用済みの天ぷら油の回収ボックスを設置し、廃食油の回収をスタートさせる。

業者が廃食油を「バイオディーゼル燃料(BDF)」に再生する計画で、市環境課は「自治会単位での廃食油の回収は、市内で初めてでは」としている。

金剛団地の510戸でつくる金剛自治会では、回収ボックスを集会所や公園など3カ所に設置する。

ボックス内に20㍑のポリタンクを2個置き、住民が廃食油を入れて、同市上川町のBDF製造販売「アンジェロ」が定期的に回収する。

廃食油の回収は、ガラス販売業を営む自治会副会長の浮田七男さん(68)が、仕事でアンジェロに出向いたのがきっかけ。

環境に優しいBDFの説明を聞いた浮田さんは「私たちも協力を」と自治会の会合で呼び掛け、住民も賛同した。

高さ約70㌢の回収ボックスは浮田さんの手作りで、ふたを開けるとタンクを手前に引き出せる構造。
住民たちが立ったままで廃食油を入れやすい高さにした。
回収は今月中にも始めるという。

市のごみ収集ルールでは、天ぷら油は新聞紙などで吸い込んで燃えるごみとして捨てなければならないが、廃食油回収を始めればこの手間もごみも減らせる。
浮田さんは「回収が軌道に乗って他の自治会にも広がれば」と期待している。


中日新聞より

投稿者 trim : 2009年06月24日 13:50