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2009年09月10日

クマゼミの生息北限は福島市

民間気象会社「ウエザーニューズ」は、クマゼミの生息分布を調査する「全国クマゼミ調査」の結果をまとめた。

生息域の北限は福島市で、昨年の調査で確認された福島県郡山市からさらに北上したという。
同社は今後も調査を続ける。

また、クマゼミの鳴き声についての調査も実施。
約48,000人が回答した結果、鳴き声を「騒音並み」と感じる人は都道府県別で兵庫県がトップ。
次いで静岡、大阪、京都、山口の各府県の順だった。

調査は昨年に続き2回目で、同社の携帯サイトのメンバーらを対象に8月5日から実施。
メンバーに「クマゼミの声が聞こえますか?」と問いかけ、1,423件の回答を分析した。

同社によると、クマゼミの生息域は従来、関東南部とされていたというが、調査では、昨年の北限だった福島県郡山市からさらに約40㌔北の福島市でも確認された。
昨年は少数しか生息報告がなかった金沢市でも報告が増えたという。

同社で「地球温暖化などの影響で生息域に変化が生じているのではないか。
クマゼミが生息している北限エリアの夏の平均気温は年々上昇しており、クマゼミが生息しやすい環境になっているようだ」と分析している。


産経新聞より

投稿者 trim : 2009年09月10日 21:24