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2009年09月22日

水草を肥料へ

鳥取県湯梨浜町の東郷池で、ボランティアの小中学生らが22日、県や町の職員とともに、水草やアシを刈り取る活動に取り組んだ。

水質浄化に加え、刈り取った水草などを肥料に再利用することでリサイクルの大切さをアピールした。

この日、池の中では東郷湖漁協の組合員らが漁船を使って水草を除去し、岸辺では町の職員らがアシを刈り取った。
参加者らは回収された水草などからゴミを取り除き、トレーに詰める作業を担当した。

水草は乾燥させるなどして、白ネギやナシの畑、小学校、保育園の菜園や花壇などで土壌にすき込み、肥料としての効果をテスト。
今回初めて刈り取ったアシも試験利用される。


東郷池は昭和30年代前半までフナの漁場として知られていたが、生活排水による富栄養化などで40年ごろには遊泳できないほど水質が悪化。
下水道の整備 が進んだため、近年は改善傾向にあり、水草も自生するようになった。
水草やアシは水質を浄化するが、枯れた後に放置しておくと水質悪化の原因となる。

学校でリサイクルの勉強をしたばかりという鳥取市の小学生、伊藤悠策君(9)は「水草が肥料になるのはすごいと思った」と話していた。


産経新聞より

投稿者 trim : 2009年09月22日 22:57