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2009年10月13日

「環境技術島」

大阪市は13日、第三セクタービル「大阪ワールドトレードセンタービルディング」(WTC、住之江区)への大阪府庁移転の実現に向けて、府と市、経済界が周辺地区の活性化策を検討する「夢洲(ゆめしま)・咲洲(さきしま)地区まちづくり推進協議会」の中間とりまとめ案を発表した。

両地区を「グリーン・テクノロジー・アイランド(環境技術島)」と位置づけ、3者による企業誘致協働チームを10月中に設置する。

中間とりまとめ案は、15日に開く第2回会合での合意を目指し市が作成した。

5年以内の取り組みでは、環境先進都市のモデルとして環境・新エネルギー産業の集積を目指したまちづくりに向け、両地区約60㌶に企業誘致を進め、2,700億円の設備投資を呼び込み3,200人の雇用創出を目指す数値目標を設定。

税制優遇措置の実現に向けた国への働きかけやコンベンション機能の強化のほか、市部局のWTC周辺への移転も視野に入れる。

中長期的な検討課題としては、経済特区制度の創設をはじめ、大阪市営地下鉄四つ橋線(西梅田-住之江公園)の堺市への延伸やJR桜島線(西九条-桜島)のWTCへの延伸を盛り込んだ。

ただ桜島線については多額の整備費などから「費用対効果の見極めが必要」と指摘。
橋下徹知事によるカジノ構想も「エンターテインメント機能等の付加」との表現にとどまった。

橋下知事は記者団に「桜島線の延伸も盛り込まれた。僕は極めて(高く)評価している」と語った。


産経新聞より

投稿者 trim : 2009年10月13日 23:36