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2009年11月23日

小学生がエコライフ挑戦

家庭から排出する二酸化炭素(CO2)を減らそうと、京都市は市内の小学校で児童にエコ生活を実践してもらう教育を進めている。

子ども版の「環境家計簿」を長期休暇に付ける一連の事業を通して、幼いうちから環境にやさしい生活習慣を身につけてもらうのが狙い。

来年度からは市内全小で実施することも決めた。

「自動車、バス、飛行機、電車のうち、一人あたりのCO2排出量が一番多い乗り物は」。
児童たちが頭をひねりながら、正解だと思うグループに分かれた。
なぜそう答えたかも発表してもらった。
答えは「自動車」だが、正解は一人だけ。
説明を聞くと「へー」と驚きの声が出た。

今月9日、大塚小(山科区)での「こどもエコライフチャレンジ推進事業」の学習会の一場面だ。
4年生が映像などで地球温暖化の現状を学んだ後、クイズに答えた。
野菜の旬を問い、季節外の生産にはエネルギーがかかることなど身近な問題が中心だ。

同事業は2005年度に1校で試行し、今年度は101校に増やした。
主な対象は5年生で、来年は179校の全市立小で行う。

事業のメーンになるのは子ども版環境家計簿の実践だ。
「だれもいない部屋の電気は消す」などの項目を休暇前と後でチェックしたり、家で冷暖房をつけている時間を記入する。
また、電気とガスの使用量を記した検針票を見て、今月と前年の同月を記入する。
提出すると、個別の診断書が返る。

冬休み明けの1月に、環境家計簿で実践した内容をグループごとに発表してもらう。
学習会はNPO法人(特定非営利活動法人)の気候ネットワークが運営している。
大塚小を担当した職員の川瀬真知さん(38)は「家で子どもから、無駄をやめようと言われれば、親もエコライフを実践します」と子どもの影響力の大きさを強調する。
クイズで活躍した中村香琳さん(9)も「冬休みに環境家計簿をつけて、これまで家でしていなかったこともやってみたい」と意欲的だ。

全校実施へ向け、課題はきめ細かい学習会の運営ができるかどうか。のためには手伝ってもらう市民ボランティアが必要で、市では今月いっぱいまで各所で説明会を開いている。

市地球温暖化対策室によると、環境家計簿(子ども版を含む)を実践したのは24,819世帯(10月末現在)。
全世帯の3.7%にとどまる。
2011年度までに5万世帯を目指しており、小学生家庭での実践は大きい。

市地球温暖化対策室は「子どもの視点からライフスタイルを見直してもらい、家庭から地域社会へと実践の輪を広げたい」(沖由憲担当課長補佐)と話す。
波及効果に期待したい。


京都新聞より

投稿者 trim : 2009年11月23日 16:08