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2009年12月01日

けやき輝く表参道の夜再び

旅行会社のエイチ・アイ・エスの協賛で実施される「表参道H.I.S.イルミネーション ベルシンフォニー」が1日から始まり、1990年代の冬の風物 詩、東京・表参道の「けやき並木イルミネーション」が11年ぶりに復活する。

並木に飾り付けられた63万個のLED(発光ダイオード)が来年1月10日までの間、暖かみのある夜空を演出する。

これに先立ち30日には点灯式が行われ、歌手の近藤真彦さんらが出席した。

表参道では1991年から98年まで、けやきの木を豆電球で覆う“元祖”イルミネーションを展開していた。
しかし、木への負担が大きいことや資金難などによって中断に追い込まれた。

森ビルが2006年に表参道ヒルズを開業し、来街者が増えたことなどを踏まえ、同年には並木の間に巨大なあんどんを置くイベントを実施。

2008年には別の形で光を演出したが、「思ったより地味」などの声もあり、イルミネーションの復活が待たれていた。

LEDは表参道のけやき160本のうち140本に設置する。
LEDは前回使われた豆電球に比べ、消費電力が6分の1で環境負荷を大幅に軽減できる。
また、幹や枝に沿って取り付けるなど木への負担も和らげたという。
けやきの老化で電飾を施せない20本については、その理由とともに生態などを紹介するプ レートを設置。
それらを回るウオークラリーを企画する。

今回の復活劇について森ビルの川崎俊夫取締役は「街全体にさらなる活気があふれるよう、地域と一体となって盛り上げていきたい」と語り、現地で眼鏡店「リュネット・ジェラ」を営む高橋一男さんも「街がきれいになる」と期待を寄せている。


フジサンケイ ビジネスアイより

投稿者 trim : 2009年12月01日 11:54