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2009年12月08日

廃ガラスを塗料原料に

シャープは7日、液晶パネルの廃ガラスを塗料の原料に再利用する技術を開発したと発表した。

ガラスの微粉末を塗料に混ぜることで、塗った製品の耐久性を高められるという。

まず、自社のLED(発光ダイオード)防犯灯の塗装に使う。


液晶パネル用のガラスをパネル工場内で切り出す際に発生する端材を細かく粉砕。
約10マイクロ(1マイクロは100万分の1)㍍になった微粉末を顔料と調合して塗料にする。

パネル用ガラスの高い強度や腐食に強いといった特性を生かし、塗料を塗った製品の硬度、耐摩耗性などを高める。
耐久性の高さから塗装面を薄くでき、工程も短縮できるとしている。
パネル用ガラスは強度が高く、熱で膨張しにくいなどの特性を持ち、リサイクルのしにくさが課題になっていた。

屋外で使う自動販売機や自動車部品の塗料としての用途を見込み、塗料メーカーへの採用を働きかける。


日本経済新聞より

投稿者 trim : 2009年12月08日 11:01