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2009年12月26日

エコキャップ運動、選手ら応援

プロ野球・阪神の選手らがペットボトルのキャップを回収して開発途上国の子どもにワクチンを贈る「エコキャップ運動」に取り組んでいる。

今月24日、鳥谷敬選手会長らが今季中に集めたキャップを兵庫県芦屋市内の幼稚園に寄託。
将来的には甲子園球場全体で実施したいと運動の拡大へ意欲を見せている。

「エコキャップ運動」を知った権田康徳トレーナーの提案で昨年からスタート。
昨年はクラブハウス内の冷蔵庫の横に段ボール箱を一つ置いていただけだったが、今年からはブルペンやベンチ裏、トレーニングルーム、選手ロッカーなどに箱を置いたところ、昨年の3倍以上のキャップが集まった。
中には、自宅からキャップを持ってくる選手もいたという。

NPO法人「エコキャップ推進協会」によると、ペットボトルのキャップをリサイクルに回すと800個で1人分のポリオワクチンが購入できるという。
また、ゴミの減量にもつながる。

今回、寄託したキャップは大型段ボール箱1杯分。
数えていないというものの、権田トレーナーは「4,000~6,000個くらいあるのでは」と話す。
キャップはエコキャップ運動に取り組む芦屋市立潮見幼稚園から芦屋市内のNPOを通じて「エコキャップ推進協会」に届けられる。

選手を代表して寄託のため潮見幼稚園を訪れた鳥谷は「特別なことをするわけでなく、分けるだけで社会の役に立てるのはいいこと。選手がこういうことをしているのを知ってもらって、甲子園球場でもできれば」と話した。
これに対し、阪神の沼沢正二球団本部長も「検討していきたい」と前向きな姿勢を見せている。


毎日新聞より

投稿者 trim : 2009年12月26日 15:38