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2010年02月24日

【エコシティー】 宇都宮市

宇都宮大は太陽光発電やヒートポンプを使い、野菜や果物などの栽培技術を研究・実証できる農業教育拠点「サステーナブルビレッジ」を開設した。

自然エネルギーや省エネ設備を実習室やビニールハウスなどに導入。

学生の教育だけでなく、地域の企業や生産者、住民らとの交流拠点としても活用する方針だ。

環境への負荷が少なく、無理なく食料生産を続けられるモデル作りを目指す。

新拠点は宇都宮市の峰キャンパス内に位置し、広さは約800平方㍍。

敷地内には太陽電池パネル(発電能力10㌔㍗)を備え、農業に不可欠な気象観測やデータ収集などもできる実習棟が完成。

実習棟の太陽光発電でできた電力を使う植物工場棟、ヒートポンプで冷暖房や除湿するイチゴ栽培の実験ハウスも設けた。

設計施工は藤田エンジニアリングが手掛けた。

植物工場では発光ダイオード(LED)照明を導入し、照射する光の色の変化で栽培植物の成分がどう変わるかなどを研究できる。

農村を意識した木造の実習棟では発電量などを随時把握でき、余剰電力は学内の他の施設に回す。
広場や実験農場などを今後整え、電気トラクターなども導入したい考えだ。


日経産業新聞より

投稿者 trim : 2010年02月24日 11:17