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2010年03月03日

防草シートに再生

東日本旅客鉄道(JR東日本)は2日、駅や列車などで出る廃ペットボトルを、雑草が生えるのを防ぐ防草シートに再生する仕組みを作ったと発表した。

JR東のグループ会社が駅や列車のゴミ箱などから廃ペットボトルを回収し圧縮。

加工を担当する企業に持ち込み洗浄しペレット状にした後、防草シートの製造を手掛ける大日本プラスチックス(大阪・中央)で加工する。


防草シートは地面に敷くことで雑草が生えることを防ぐもの。
JR東は線路沿いの空き地に敷いて使う。
これまでは空き地の雑草刈りをする手間がかかっていた。

廃ペットボトル26本で1平方㍍分の樹脂製の防草シートが作れるという。

JR東は2007年4月から廃ペットボトルを使った防草シートの試作を開始。
2009年11月からは防草シートの性能を現場で確かめる実験をしていた。

持ち運びが便利な500㍉㍑のペットボトル入りの飲料が人気を集めており、JR東日本では首都圏だけで年間530㌧の廃ペットボトルを回収している。

JR東はこれまでは一般に流通する廃ペットボトルを原材料にした再生ポリエステル繊維を活用、社員の制服の生地の一部に使用していた。


日経産業新聞より

投稿者 trim : 2010年03月03日 15:03