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2010年04月17日

「芝生踏み元気な子に」

福岡県糸島市南風(みなかぜ)台の南風小(谷口慎二校長)の5、6年生25人が15日、JA糸島や校区老人会などの協力で校庭に芝生を植えた。

踏んでも再生が早く雑草に強い品種で、苗を育てたJA糸島の古藤俊二・アグリ店長は「子供たちも強い芝生を踏んで元気に育ってほしい」と話している。

校庭の芝生化は鳥取県などでの取り組みが知られるが、福岡県での広がりは少ないといわれる。

同校の芝生化は遊具エリア800平方㍍。
昨年秋から、谷口校長と古藤さんらが「転んでも痛くない、けがも少ない、砂ぼこりも飛ばない」芝生化の検討を始めたという。

植えた芝生は今年2月、古藤さんがアグリ店のハウスで種から育てた苗や、甲子園球場で使われている品種など約3,000株。

シートにした芝生だと経費がかかるため、ポット苗を47㌢四方に1個ずつ植えた。

肥料は糸島でとれたカキ殻石灰、JA糸島で考案した生ごみ肥料、米ぬか、竹チップなどのリサイクル肥料を使う。

来月30日は校区挙げての運動会があり、谷口校長は「ぜひ地域の人たちに見てほしい。将来、運動場全部が芝生になるのが夢」と話し、6年の仲西練君は「みんなのために芝生が植えられてうれしい」と喜んだ。

古藤さんは「今回は試験としての取り組みだが、今後データなどを記録し、将来、子供たちが思いっ切り裸足で走り回る環境作りが目標です」と話している。
【竹田定倫】


毎日新聞より

投稿者 trim : 2010年04月17日 14:04