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2010年05月25日

「3R検定」

循環型社会に関する知識を問う「3R(スリーアール)検定」の実行委員会(代表・高月紘京都大名誉教授)は25日、来年1月の第3回検定から、温室効果 ガス削減などに関する「低炭素社会検定」も併せて行う、と発表した。

持続可能な社会の実現に向け、幅広い知識を持つ地域リーダーの創出を目指す。

研究者や京都市、企業などでつくる実行委は、昨年1月に初めて3R検定を実施した。

ごみ減量やリサイクルの問題に限るため、環境問題に総合的に取り組む人から、地球温暖化に関する出題を望む声があった。

また、今年1月の第2回の受験者は647人で、初回の1,488人から大幅に減ったこともあり、テコ入れ策として新検定の導入を決めた。

低炭素社会検定は、気候変動をめぐる国際的な動向や温室効果ガスの排出源と抑制策、太陽光発電やクールビズなどの取り組みを範囲とし、3R検定と同様に選択式の100問を出題する。

両検定は同時に行うが、片方だけでも受験もできる。

実行委員長の浅利美鈴京大助教は「環境活動のリーダーは、確かな知識が必要だと実感しており、検定を知識習得の機会にしてほしい」と話している。

両検定のテキストは9月に発行する予定。
京都をはじめ全国8会場で実施し、検定料は両方で5,250円、片方だけは4,200円。
詳細は「3R検定」のホームページで。


京都新聞

投稿者 trim : 2010年05月25日 22:10