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2010年06月17日

ネクタイでエコ貢献

ネクタイしめてもエコに貢献――。
ネクタイ卸業者などで作る「日本ネクタイ組合連合会」(小堀剛会長、48社)が、20日の「父の日」を前に、二酸化炭素(CO2)排出権付きのネクタイをPRしている。

クールビズなどによる退潮ムードを、環境配慮戦術で巻き返したいと懸命だ。

同連合会は、インド国内の風力発電によって削減された50㌧分のCO2排出権を購入。

5万本のネクタイにその排出権をつけ、価格は据え置きの「エコ・タイ」と名付けた。
「1本当たり1㌔のCO2削減に貢献できる」という。

5月下旬から全国の百貨店などに並べ、父の日商戦に合わせて20日までキャンペーンを展開中。

クールビズが導入された2005年はノーネクタイが奨励され、ネクタイの売り上げが激減した。

2年目の2006年度以降は政府としてノーネクタイを呼びかけてはいないものの、軽装の定着もあって売り上げは伸び悩んでいる。

同連合会によると、2009年の生産・輸入本数は約3,286万本で、クールビズ前の2004年より1,000万本近く減少。

廃業する業者も後を絶たないという。

同連合会は「お客様もネクタイをしめないだけのクールビズに飽きてきているはず。減少傾向に歯止めをかけたい」という。
【大場あい】


毎日新聞より

投稿者 trim : 2010年06月17日 14:43