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2010年08月07日

オゴノリ使った肥料


中海の水質悪化の原因となる海藻オゴノリを原料にした海藻肥料の量産化体制が鳥取県境港市のNPO法人、未来守(さきも)りネットワーク(奥森隆夫理事長)によって整備された。

水質改善と農業を結びつけた取り組み。

オゴノリの肥料が5日、平井伸治知事に披露された。
県は今月下旬、口蹄(こうてい)疫対策の支援物資として20㍑入り50袋を購入して宮崎県に贈呈する。


オゴノリは、海中で腐敗するとアサリに被害をもたらすため漁業関係者が刈り取ってきたが、中海と境水道をつなぐ中浦水門の撤去で海流がよくなり、一気に繁殖したという。

稚魚に必要なアマモ復活を手がける同ネットは4年前、陸上に放置されるオゴノリを昔のように肥料にすることに着目。

漁業関係者の協力で1カ月約120㌧を確保し、昨年から業者に肥料化してもらっている。

7月には県産業振興機構の補助で日産20袋の能力がある製造プラントも完成。
取り組みを知った島根県側からもオゴノリが提供されている。

海藻肥料は、オゴノリを10分の1に乾燥させて製造する。
ミネラル分が豊富で、窒素、リンも含まれるため有機栽培に適し、化学肥料の抑制にもつながる。
県西部と中部の農家約40戸が約13㌶で米、野菜づくりに使っているという。

今月27日に口蹄疫の最終的終息宣言を目指している宮崎県の東国原英夫知事から「たい肥生産が停滞しており、施設園芸に活用します」と感謝のメッセージが届いた。
宮崎の農家7人が秋作キュウリ栽培などに利用するという。

鳥取県は資源循環システムとして支援を続ける。
同ネットの奥森理事長は「有害なオゴノリの再利用で水質改善、肥料生産の振興、化学肥料抑制と一石三鳥以上の効果がある」と話している。
【小松原弘人】

毎日新聞より

投稿者 trim : 2010年08月07日 17:18