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2010年09月05日

チーム沖縄、出前授業

太陽電池の秘める力と地球環境に果たす役割を伝えようと、県立南部工業高校と豊見城市立長嶺中学校の生徒らでつくるソーラーカーレースの「チーム沖縄」による出前授業が8月30日、西原町の琉球大学教育学部付属小学校体育館で行われた。

同小4年の児童112人が参加。
メンバーはソーラーカーについて「エネルギー使用量をいかに減らすかの取り組み」などと説明し、化石燃料に依存する社会からの転換を訴えた。

授業は児童らが理科の授業で習った「光電池」が、実際の社会でどう生かされているかを学ぶのが目的。

メンバーはソーラーバイクでの沖縄本島縦断や三重県の鈴鹿サーキットであったレースの成績、来年オーストラリアで開かれる世界大会に向けた取り組みを紹介した。

少ない馬力でも快適に走れるよう、軽量化や空気抵抗の削減に向けた地道な努力を説明すると、児童からは驚きの声が上がった。

南部工業技術部の金城孝作部長(2年)は「いつか自分たちが培った技術が将来を変えると信じている」と活動の可能性を語った。

児童を代表して平良瞭典君(10)は「生活を変えていくということと、夢に向かってチャレンジすることを忘れないことを学んだ」と感想を話した。

同チーム監督で、琉大教育学部の清水洋一教授は「これを契機に技術に興味を持ち、物作りに進む児童がいたらうれしい」と期待した。


琉球新報より

投稿者 trim : 2010年09月05日 13:52