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2011年03月19日

長命草栽培

沖縄県与那国島で長命草(ボタンボウフウ)を栽培する農業生産法人与那国薬草園(杉本和信代表)が、全国環境保全型農業推進会議の第16回環境保全型農業推進コンクールで優秀賞に輝いた。

農薬や化学肥料を使用しない栽培方法が評価されたもので、同社の杉本繁文専務と杉本茂之工場長が18日、県八重山農林水産振興センターを訪れ、本永忠久センター長に受賞報告した。

長命草は海岸の岩場に自生し、島では料理や煎じ薬として親しまれてきた薬草。

同社は長命草を使った町おこしを目指し、化粧品国内最大手の資生堂とも契約するなど普及を図ってきた。

健康食品の原料とするため、農薬や化学肥料を使わず、自然に近い栽培方法にこだわる。
長命草が海岸に近い場所に自生していることから、畑に海水を散布したところ、雑草や害虫があまりつかなくなるなど独自の栽培方法を確立した。
その栽培技術を島内の生産者に提供し、島内での栽培面積拡大も図っている。

杉本専務は「これまでやってきたことが認められ、うれしい。小さな島から安心安全な農産物を提供し、発信していきたい」と意気込みを新たにした。
報告を受けた本永センター長は「さらに立派な産業にして、町おこしに取り組んでほしい」と激励した。


琉球新報より

投稿者 trim : 2011年03月19日 17:47