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2011年04月22日

「地域資源活用事業」

食品加工の南国食楽Zu(宮古島市、宮城正明社長)と育児商品などを販売する沖縄子育て良品(那覇市、山本香社長)は21日、それぞれ沖縄産業支援センターで会見し、新商品の販売開始を発表した。

両社は経済産業省が実施する「地域資源活用事業」に認定され、中小企業基盤整備機構の支援を受け開発を進めていた。


Zu(ズゥ)社は主原料に宮古産の豚肉と鶏肉を使ったパテ(ペースト)「ZuPATE(ズパテ)」を開発した。

口当たりが滑らかで程よい塩加減のプレーン味と風味が楽しいバジル味があり、希望小売価格は588円(税込み)。
沖縄県内外のわしたショップや宮古島市の土産品店で販売を開始。
今後県内の量販店での販売を計画している。

ズゥ社は沖縄でなじみが深いランチョンミートに着目
沖縄物産の中でも類似品が少ないパンに使える製品として、パテ製品の開発を始めた。
委員会を設立し研究を進め、県物産公社とノイズバリューの協力で、消費者の意見を集めるなどし1年かけて発売にこぎ着けた。
2011年度の売り上げ目標は6万個、3,360万円。
ズゥ社の豊見山貴仁さんは「沖縄らしい商品を開発した。県内外に販路を広げたい」と話した。

沖縄子育て良品は特に子育て中の母親に楽しんでもらおうと、セッコツソウやゲットウなど県産ハーブを使った3種類のブレンドティーを開発した。

商品は、世界的に母乳がよく出るとされるハーブと県産ハーブをブレンドした「おっぱい育児のすすめ」、リラックスしたい人に向けた「のんびりゆったりのすすめ」、体を温める効果があるという「ぽかぽかボディーのすすめ」で、それぞれ6~7種のハーブを使っている。

希望小売価格1,470円(税込み)。
自社店舗やインターネットで販売するほか、取引する病院内販売店に並べるという。

自身の育児経験や育児商品を販売する中で「母親らのニーズに応えたかった」という山本社長は「ほっと一息つける幸せな時間になるよう開発を目指した」とPRした。

琉球新報より

投稿者 trim : 2011年04月22日 11:21